年始のGT狙いでプーケット釣行。
ハイ、お察しの通り、ジギング・トレバリー・ボートサービスになっちゃいました・・・。(鉛でトレバリーLead Trevaly とか考えたけどJTのほうがわかりやすいと思い直して)
1月1日元旦にバンコクからプーケット島へ移動。翌2日が実釣になりました。
前夜から風が出はじめ、当日は海が荒れ気味。酔い止め2錠飲んでそなえるが、ダメ、やっぱり少し酔ってきた・・・。ポイントまだ着いてないのに。
しかもメインポイントのラチャノイ島まで2時間半以上。いくら荒れてるとはいえ船足遅すぎでしょ。
途中トローリングでのカツオを経て、11時ようやくラチャノイ島南端でポッパーキャスト開始・・・・が、波が高くて船揺れすぎ。デッキに立っておれん・・・。
30分も経たず、早々にジギングポイントへ移動。とりあえずジギングしながら波の様子を見るそう。
さすがジギング慣れしている悪友K、さっそくなんかヒット。
小さいながら、一応目的のトレバリーゲット!
そしてさらに
こんどはなんかもっとデカそう・・・。
おぉ、これは!
GT・・・と呼べるかどうかは微妙だが、上出来サイズ!
オメデトウ!・・・と平静を装うものの、ぼくのほうは、はっきりいって釣りになってない。
だってジギング、まともにやったことないもん。しかもレンタル、初めて見る200gのヘビータックル。
ワンピッチジャークとやらがどうもうまくできません。タックルくそ重いし、ぜったいこれ海中でジャークしとらんなぁ。あぁギクシャク・・・。
「釣れる気がせん!オレぜったい今日ボウズじゃ〜!」
と愚痴ってたらいきなりガツン!ジィ〜ッときた・・・が、なんにもできない間にバレた。
「アワせな、イカンて!」
悪友Kからも、ガイドのあんちゃんからも注意される。トホホ。
ジグについた歯型から、どうやらヨコシマサワラらしい。釣りたかった・・・。
「こんな時はジグ動いてなくても落とせばくるって!」
と言われるが、いや〜これはぜったいまっすぐジグを巻き上げとるだけの状態のはず。腕力が無さ過ぎてこのタックルで十分なシャクリ幅をようとらん・・・。
と続けて愚痴ってたら、またガツンッ!
今度は4回ほどの鬼アワセをくれてやった。
同じくらいのサイズ。ガイドのあんちゃんいわく10キロくらい。
過去3キロくらいのGメッキしか釣ったことなかったんで、このサイズはうれしい。
しかしジギングの水深のせいなのか、最初のうちはたしかにかなり強い引きが、ある時点で急にパタリと力が抜け、あとはないやら重たい物体をただただ引き上げるだけ。
プラーブック20kgのほうがいつまでも粘る分総合的にはしんどい、というのが、おおみそかブンサムランに行った悪友Kの意見。オレもそう思う。まぁ個人的にはファイト中の船の揺れがあるのでこっちはこっちでかなりキツいけど。
JT、ジギングトレバリーはもうええわ。満足。ポッパー行こうポッパー。シャローやし多分JTとは引きが違うはず、というのが2人の共通見解。

もう重いものを持つのはしんどいのでガイドのあんちゃんに持ってもらう。
着底、しゃくり始め同時にガンッときたコイツを最後にポッピングポイントへ移動。
ここで遅い昼食タイム。ガイドのあんちゃんがトローリングのカツオを刺身にしてくれる。
山盛りのわさびにしょうゆ。ウンマイッ!
そして船は細長いラチャノイ島西側脇を縦断し北端のメインスポットへ。
波はかなり収まった。さぁラストスパート!いざ、待ちに待ったGTポッピング!
と、しかし西側風裏を抜け先端部のシモリを回り込むとそれなりの強風にうねり。船のミヨシデッキで立ってフルキャストできるバランス感覚と脚力はぼくには無い、残念ながら・・・。
手すり、というか鉄枠もスネまでの高さしかないし、怖い。ヘタしたら落水しそう。
片ひざ立ち、死ぬ気でがんばるも、ポイント終了。時間も終了。ガイドのあんちゃんのラストコールを聞こえないフリしてしつこく投げてたのはホストでもあるぼくのほうだった。

船長。
フロントデッキで苦戦するぼくに、コンコン、コンコン、ひんぱんに窓をたたき、あっち投げろこっち投げろと無言の指差しアドバイス。コープクンカップ!

中乗りガイドのあんちゃん。トータルにデキるまっとうなフィッシングガイド。サービス精神と料理も◎。サンキューベリマッチ。
ボートの問い合わせと予約はこちら↓
Sommai Fishing Tour
サイト内youtube動画はおもしろい。ポッパーでこんな釣りがしたかった・・・。
今回残念ながら結果的にJTBとなってしまったが、プーケット近辺の、しかも日帰りコース限定の釣りとすると、その内容、釣果、共に上出来だったんではないだろうか。
ぼく自身おおげさに盛り上がってはいたが、現在のプーケットで1日だけ近場で釣りしてGT釣りたいんですけど〜、なんて注文自体ちょっとムチャだというのはすごく実感してた。
それでも、ちゃんとそれなりの魚を注文どおり釣らせたんだから、ここのボートは上出来である。このラチャノイ島周辺、という狭いローカルエリアを無駄なく使い切ってツアー運営しているのもすごい感じた。
また実釣時間たった3時間半でこれだけ釣った2人の釣り人も上出来だったと言っておこう。
まぁしかしだ、個人的にやはり圧倒的な体力のなさ。これに尽きた釣行だった。
精神力とか集中力とかではなく、実質的な筋肉パワー。
筋力あったらジギングでももっとバイトあったかもしれないし、ポッパーも無駄なくマシンガンできてたら1バイトくらい取れてたかもしれない。
そう考えると、ガイドのあんちゃんや船長に申し訳なかったくらい準備不足だったな。
さて、最後に蛇足ですが、悪友Kカップルが泊まっていた某ホテル。非常にイマイチだったらしい。値段はぼくの泊まったバングラ通りそば、安ゲストハウスのなんと50倍以上なのに!
たしかにフロントで、さすがプーケット、ガイジンのなまったタイ語は通じないのか!?・・・とショックを受けてたら実はフィリピン人でほんとに英語オンリーだったり、白人マンセー社会は体感したが・・・。

2