ボーマー社 ボーマーベイト
しかもウッド製のいわゆるオールドモノ。
とはいってもバス少年の頃に買った思い出ルアーではなく、去年ヤフオクで買いました。
オールドコレクションについてはあまり詳しくないので、状態が悪いからかなんなのかわかりませんが、なんと即決価格数百円(たしか500円くらい)だったから思わず・・・。
今月末に南部チャオランダム釣行が控えているため、ボックス内のルアーの中でもついついディーププラグを吟味してしまうのですが、そう、このボーマーベイトはなんと世界で最初のディープダイビングルアーということです。
ロングAやモデルAのボーマー社の第1弾ルアーらしいですが、英語で書くとBOMBER社のBOMBER BAIT、現代なら間違いなく「ボンバー」表記になってますよね?
このデザイン、そのまま爆弾、ボムですね。
ネジ止めのリップ、そしてはげた塗装の下から木が見える。いかにもオールドって感じ。
クラックだらけのボディ。これのせいで安かったのかな?
ん?
歯型?
これシャドーの歯型じゃん!?
と、一瞬思っちゃうような魚の歯形(らしきもの)がきれいに入ってます。
バスじゃこの歯形はつかないだろうし、もちろん日本人から購入したので普通に考えてシャドーはありえないでしょうし。
日本に渡る前に釣られた魚?
ノーザンパイクかなんか?
マスキー?
アメリカだったらガー?
・・・う〜ん、
ロマンだなぁ・・・(しみじみ)
こういうの見ると、自分が使わなくなったルアーを売っちゃうっていうのも悪くないなぁ、と思う。
実はぼく、ハタチの頃に、それまで集めたルアーのほとんどを売ってしまった経験があり、それは20年以上たった今でも、いや年をとった今だからこそ、すごい後悔している。
しかし、本当は、悔やむことは何もない。僕の手をはなれたルアーたちは、あのとき旅に出たのだ。
自分の手を離れた後も釣り師から釣り師の手を渡り歩き、旅をするルアー。
自由に国境すら超えていく。
優れたルアー、釣れるルアー、そしてタフなルアーであればあるほどいつまでも現役で世界中の魚を釣り続ける・・・。
そして奇跡が起こる。ある日突然、数々の新しい勲章をつけたあの日のルアーたちが自分の手に舞い戻ってきたのだ!
・・・なんて、ヤバい、ヤバい。ルアーはもう売るだけ、買わない。ロマンは禁物。
今オールド物コレクションの泥沼になんかハマってしまったらえらいことですから。
といいつつ、ヤフオク、ちょっとチェックしたいぞ・・・ウン、ちょっとだけね。買わないから。見るだけ。そう、ミルダケタダネ・・・。

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