ネクロ対策が無いままネクロのいるギルドと対戦すると、ほとんど無力化させられ、歯がゆい思いをしながらGvが終わるのを待つことになりかねません。
ここでは、ネクロの何が脅威なのか、どう対策をとるのかについて解説していきます。
◆ネクロの脅威
ネクロのスキル「死の香り」は、ネクロ自身の物理攻撃に併せて、相手の状態異常抵抗、低下系抵抗、呪い抵抗を低下させるスキルです。
物理攻撃が当たらなければ抵抗は低下しませんが、当たった場合、Bisの「ブレッシング」「プロテクションエビル」、剣士の「グレートガッツ」などの抵抗が上昇するスキルに上書きの形で、抵抗が低下します。
これらの抵抗が不足している場合、以下のような症状になる可能性が高くなります。
状態異常 | 混乱、暗闇、フリーズ、コールド、スタン、石化など |
低下系 | 移動速度低下、攻撃速度低下、命中率低下、回避率低下、属性抵抗低下、武器破壊、防具破壊、ステータス反転 |
呪い | 狂気、Lv低下 |
このうち、Gvで致命的な症状としては、
混乱
(状態異常) | スキル難易度2以上の全てスキルが使えなくなる。 |
フリーズ
(状態異常) | 一定時間行動不能(例:ランサの「ファイアー・アンド・アイス」SLv50で6秒) |
ステータス反転
(低下系) | ネクロの「ダークネスイリュージョン」の効果。力と知識、知恵と敏捷が入れ替わる。
力と知識の反転によって腰が外れ、スロットのアイテムを使えなくなることが致命的。さらに、治癒後にスロットにアイテムを入れなおす必要がある。 |
狂気
(呪い) | スキル難易度2以下の攻撃スキル以外の全てのスキルが使えなくなる(回復スキルが使えなくなることが致命的)。 |
Lv低下
(呪い) | 天使の「ヘブンリープレシング」か、ネクロの「毒舌」の効果。特に「毒舌」は、SLv50で相手のLvを160低下させられる。
装備Lv不足で腰が外れ、スロットのアイテムを使えなくなることが致命的。さらに、治癒後にスロットにアイテムを入れなおす必要がある。 |
が挙げられます。
ネクロは、「死の香り」によって抵抗を低下させた後に、「ダークネスイリュージョン」「毒舌」の両スキルや、暗闇、混乱、狂気などの効果を乗せた物理攻撃を仕掛けることで、単体で上記の症状を起こすことができます。
◆ネクロ対策装備の目標値
上記の「ネクロの脅威」への対策としては、「死の香り」によって、
・状態異常抵抗を
最大75%
・低下系抵抗を
最大75%
・呪い抵抗を
最大75%(60%から仕様変更されたようです)
引き下げることが可能なので、この最大値だけ抵抗が低下しても、3種の抵抗が100%以上となるように装備を整えることが必要になります。
但し、これらの抵抗は知恵とカリスマによって若干の補正を受けます。よって、必要な抵抗は以下の数値になります。
・状態異常抵抗:100÷(1+(知恵+カリスマ)÷500)+75以上
・低下系抵抗:100÷(1+(知恵+カリスマ)÷1000)+75以上
・呪い抵抗:100÷(1+(知恵+カリスマ)÷1000)+75以上
さらに、クエによって「密教」の称号を得ることで、この3種の抵抗を1%ずつ上昇させることが出来るので、純粋に装備によって整えるべき抵抗の目標値は
・状態異常抵抗:100÷(1+(知恵+カリスマ)÷500)+75−1以上
・低下系抵抗:100÷(1+(知恵+カリスマ)÷1000)+75−1以上
・呪い抵抗:100÷(1+(知恵+カリスマ)÷1000)+75−1以上
となります。
◆ネクロ対策装備の整え方
抵抗の種類 |
全異常抵抗 | 状態異常抵抗、低下系抵抗、呪い抵抗の全てに当てはまります。
「全ての状態異常抵抗」と表記されている場合もあります。
全異常抵抗OPや全異常抵抗DXOPは、矢とスリングの弾以外の全ての装備に付く可能性があります。
・全異常抵抗OPの補正幅は5〜15%
・全異常抵抗DXOPの補正幅は15〜50%
また、イヤリング系の耳と冠系の頭、Bis/天使の職鎧であるエンプレ系鎧にはベースに全異常抵抗が備わっています。
・イヤリングのベース補正幅は5〜10%
・イヤリングLXのベース補正幅は10〜25% |
状態異常抵抗 | 状態異常抵抗OPや状態異常抵抗DXOPは、矢とスリングの弾以外の全ての装備に付く可能性があります。
・状態異常抵抗OPの補正幅は15〜35%
・状態異常抵抗DXOPの補正幅は30〜75%
また、チェーンイヤリング系の耳にはベースに状態異常抵抗が備わっています。
・チェーンイヤリングのベース補正幅は10〜20%
・チェーンイヤリングLXのベース補正幅は20〜45% |
低下系抵抗 | 低下系抵抗OPや低下系抵抗DXOPは、矢とスリングの弾以外の全ての装備に付く可能性があります。
・低下系抵抗OPの補正幅は30〜75%
・低下系抵抗DXOPの補正幅は50〜95%
また、ダブルイヤリング系の耳にはベースに低下系抵抗が備わっています。
・ダブルイヤリングのベース補正幅は10〜20%
・ダブルイヤリングLXのベース補正幅は20〜45% |
呪い抵抗 | 呪い抵抗OPや呪い抵抗DXOPは、矢とスリングの弾以外の全ての装備に付く可能性があります。
・呪い抵抗OPの補正幅は30〜75%
・呪い抵抗DXOPの補正幅は50〜95%
また、クロスイヤリング系の耳にはベースに呪い抵抗が備わっています。(表記が「状態 抵抗」なので紛らわしいですが、呪い抵抗のようです。)
・クロスイヤリングのベース補正幅は10〜20%
・クロスイヤリングLXのベース補正幅は20〜45% |
これらの抵抗OPがほぼ全ての装備に付く可能性があるとはいえ、他のOPの上限を考えると、抵抗は出来るだけ指で稼ぎ、指以外の部位はできるだけ使わないほうが、全体的なパフォーマンスは上がるでしょう。
指のスロット数は8、薬回復や致命打抵抗、透明なども指で稼ぐことになると思いますので、抵抗装備に割ける指のスロット数は5前後になります。
補正のよいDXOP指や、抵抗などの有用なOPが2つ以上付いたいわゆる「複合指」といった比較的高価な装備が複数個無い限り、指だけでネクロ対策を完結させることは困難です。
そこで、これらの抵抗に優れたUアイテムの活用を視野に入れることになります。特におススメできるUアイテムは、以下の5つです。
・ブルンの紋章(全異常抵抗
45%)
・ジェノスター(全異常抵抗
55%)
・アメジスティ(全異常抵抗
46%&カリスマ+20)
・スタンチェック(全異常抵抗
30%)
・トリップリビーラ(状態異常抵抗
75%)
なお、以下の点に留意すると、抵抗装備を整えやすくなると思いますのでご参考までに。
・状態異常抵抗は知恵+カリスマの補正がその他の2倍
・呪い抵抗は「死の香り」での最大低下幅がその他より15%少ない
⇒ 目標抵抗値は低下系抵抗が最も高い
⇒ DXOPでなくとも、低下系抵抗指はできるだけ75%に近いものを用意する
呪い抵抗指についても、高補正モノの必要性が高まりました。
・状態異常抵抗OP、DXOPは補正がその他よりもともと低い
⇒
1.全異常抵抗OP・DXOP、冠系の頭、イヤリング系の耳、Uアイテムなどを活用し、
状態異常抵抗に割ける指のスロット数を増やす
2.状態異常抵抗DX、チェーンイヤリングLX、トラップリビーラなどを活用する
最後に、ネクロ対策装備の一例を挙げます。カリスマが高いBisでのケースなので、他職であれば30%程度ずつ上積みが必要になりますが、指8を全異常抵抗DX指に替え、さらに全異常抵抗DX指を1つ追加するなどの方法でクリアできると思います。女性職であれば、イヤリング系の耳の活用が有効でしょう。

また、まずは「死の香り」SLv55→抵抗値59%低下に対応できる程度の装備を整える「割り切り」も、ときには必要かもしれません。
・2007/6/11 仕様変更に伴い修正

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