宮城県の登米市で、地域医療の講演をしてきました。
空気がとても冷たく、日陰にはまだ雪が残る街中を車で走り、公民館でお話をしました。
講演の後に、藤本の希望で
地域の人々に残っていただき、今の地域の医療や福祉について住民同士での意見交換をする時間を設けていただきました。
赤ちゃんをおんぶしているお母さんから、高齢者の訪問看護をしている看護師さんや福祉施設の施設長さん、市議会議員さんと
いろいろな方が集まってくださいました。
診療所のドクターの進行の元、いろいろなお話がされました。
それぞれの年齢で、またおかれた立場で、
こんなにたくさんの課題があるのか、ということがお互いにわかったひと時だったと思います。
その中でのひとつの鍵は、やはり医師不足、介護資源不足の中で
どのような工夫が必要か
どのように住民の意識を変えていったらよいのか
です。
登米の地域は人口10万人あたりの医師数も千葉の山武地域と同じような数で
少ないお医者さんが一生懸命治療に当たっておられるのだな、と思いました。
私が大事にしているスローガンのひとつが
「医師よ、己を語れ。保健師を町に返せ。」です
このお話をしたところ、
医療・介護の職員の方々が大きくうなづいておられました。
東金市はこの辺がまだまだで、
国や県からいろいろな事業が降りてきて、その報告書作りなどの事務仕事が多く、
保健師がなかなか地域に出向くことができない状況が続いています。
そこから考え付いたスローガンですが、
これは全国的にも通用する話かも!とひそかに思いました。
医療の負担を減らすための福祉・保健事業は、
きっと住民の安心につながると思います。
東金の地でも、こうしたことを形にしていけたら、と思いつつ、宮城を後にしました。

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