東金市に東千葉メディカルセンターがオープンして2カ月余りがたちました。
この地域の救急医療の充実を目指してできた病院です。
そこで、救急搬送の状況が昨年度の4,5月と今年度の4,5月でどのように変わったのかを知りたくて
山武郡市広域行政組合消防本部に取材に行きました。
簡単に言うと
山武郡市以外の地域にある医療機関へ患者を搬送する「管外搬送率」が減りました。
5月の、山武郡市管内の医療機関が引き受けた患者の3人に1人は、東千葉メディカルセンターに搬送されました。
救急隊の人たちも「心強い」と異口同音のお話でした。
その一方で、今の救急搬送体制が、一般の方には理解されていない部分もあるように思いました。
まず、新しい病院ができたのだから、救急はすべて東千葉メディカルセンターに行くはず
あるいは、自分は東千葉メディカルセンターで診てもらいたい
という想い。
救急隊と医療機関の申し合わせでは
2次救急→輪番病院(当地域では6つの病院が交代で受け持っています)
3次救急→東千葉メディカルセンター
という基準で、病院に交渉をします。
また、東千葉メディカルセンターも、ベッドがいっぱいだったり、救急患者が続けて搬送されている時には、新しい救急患者を受け入れられない場合もあります。
そんなギャップを、今度のクローバーで埋められたらいいなと思います。

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