ついにこの日が名古屋大にもやってきました。
Elsevier社の学術誌の価格があまりにも高いため、来年度以降の「パッケージ契約」を止める方向での検討が始まりました。
本部の関係者の見積によると、現在名古屋大全体でエルゼビアに二億円くらい払っているんだそうです。で、この価格は大学によってすごく幅があるらしい。
まぁ、高所得者に対する累進課税みたいなもんかな、と。
で、ここ数年の毎年の値上げ率、昨今の円安の進行、(現在はかかっていない)電子書籍への課税の噂、などを考慮すると、現在の二億が五年後に五億になるらしい。
もう、とてもでないが、やっていけない、ということで、「必要だと思う雑誌を、必要だと思う人が勝手に買うてくれ」ということになったそうです。
旧帝大がそんなんでいいのか?
と思う反面、国からの交付金が着実に減っている現状では、どうしようもないか、とも思います。
じゃぁ、研究室としてどんな雑誌を死守するか、
と価格表を眺めると、、
・・・・
それなんてムリゲー
ってな感じ。
で、
はぁ〜〜、ってなってるところにエルゼビアはRemote Sensing of Environmentって雑誌から論文の査読依頼が絶妙なタイミングできました。
もちろん丁重にお断りしましたよ。
「そちらの編集部の責任ではないことは重々承知しているけど、今後エルゼビアから出る論文にアクセスできない以上、cozyは今後エルゼビアの雑誌には協力できない。かわりの査読者も紹介しないよ。さようなら。」
って。テンプレの文章としてどっかにおいておこう。査読断りまくったからって、投稿するときに不利になる、ってことはまず無いと思う。たぶん。
全世界規模でこれやったらいいと思うけど、論文出す方としては投稿料タダってのは魅力だしねぇ。
困ったもんだ。

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