「NHKテレビ『にっぽんの廃線100』無念の途中休止」
作家活動
私が番組制作に協力したNHKテレビの『にっぽんの廃線100』。当初、3月24日(火曜)オンエアの予定で準備をすすめてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ニュースや特別番組に押し出される形で延期。その後、5月4日(月・祝)夜9時30分からの予定が、さらに夜10時からと変更になりました。当日は、総理の緊急事態宣言延長のニュースがあったので、夜8時台の番組は休止となり、再度延期かと思いきや、何とか番組は10時ジャストに開始。それまで、逆L字形のコロナ関連情報が映し出される青帯が画面に出ていたものの、それも消え、すっきりした画面での放送に喜んだ視聴者も多かったのではないでしょうか。
10時01分50秒くらいで、画面は、NHKが番組のビデオを保存しているアーカイブス倉庫に切り替わりました。そこから膨大な量の過去の貴重な映像、とくに廃線となった路線の現役時代のニュースやドキュメンタリーを探しだすという話です。

そして、これらの映像を編集する作業が始まりました。

窓の外にユニークな姿の国立代々木競技場が見えています。ですから、この会合はNHK放送センターの一室であることが分かるかと思います。真ん中、ピンクのシャツを着ている人(武田元秀さん)の右隣が私。一瞬、私のアップが画面に映し出されました。

続いて武田さんの姿も映り、NHKのスタッフ以外に編集協力した2人の紹介を兼ねたコーナーが終わりました。その後、タイトルが出て、スタジオでのゲスト5人の紹介があり、鉄道談議に花が咲き、いよいよ廃線の貴重映像紹介。まずは、北海道から、というわけで、留萌本線の廃止区間(留萌〜増毛)の2016年12月の廃止間際のカラー映像

全盛期のモノクロ映像

話は炭鉱で栄えた夕張に移り、夕張鉄道のSL重連映像

番組冒頭でも紹介したJR夕張支線(当時の国鉄夕張線)の画像へと移ったところで、
何と緊急地震速報が出てしまいました。

せっかくの良いところで・・・・
早く速報を消してくれないかな、と思ったら、番組は中断して、ニュース画面に・・・。

復旧することなく、番組は「廃線」に。
当初、再放送が5月6日の朝9時から設定されていましたが、これが本放送になり、仕切り直しとなります。
NHK総合テレビ 5月6日(水・振休)あさ9時〜9時50分
別途、さらなる再放送も検討中だというメールが担当ディレクターから届いています。何ともご難続きの番組ですが、6日の放送をご覧ください。そのあとは、1週間以内でしたら、NHKプラスでも、無料で(登録は必要)ご覧になれるかと思います。
なお、廃線の貴重な映像は、NHK公式サイトでも見ることができます。
https://www2.nhk.or.jp/archives/jidai/
番組紹介の下方までスクロールしますと膨大な量のアーカイブスが出てきます。そのうちの3分の1ほどのキャプションは私が執筆しましたので、こちらも、ぜひご覧ください。


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