皆さん、元気でしょうか? 東北の被災者の皆さんの事を思い出して、続けて援助しましょうね。原発で従事されてる方々、ボランティアの方々、自衛隊の方々、そのほか被災地で労しておられる方々の安全と励ましを祈っています。
あの恐怖と悲しみ、苦しみと情けなさ、落胆と怒りを直接経験していない私にはほとんど言えることがない。でも、悲しみの中で、『私は生かされたんです、、』 『偶然に私は生かされたんじゃあないと思います。』『前を向いて生きます。』と言われるのをテレビで見ると、自分が直接被災しないで、今元気で生きてることはたまたまじゃない、偶然じゃあない。いかされてるんだと真剣に考えさせられ、これから先も、偶然に生きてるようには生きない、たまたま生きてるように生きて行きたくないと思う。その方々が、『何か絶対私の役目と目的があるから生かされてると思うんです。』と言われるのを聞く時、私もしっかりそれを感じる。
『散髪と新しいシャツ』
私は旅に出る前に大体毎回散髪屋に行く。時にはコンサートで着る服を買いに行くこともある。先日散髪屋に行ったときのこと。いつも行くカノエさんの店が休業になったので、別の散髪屋に行った。値段はカノエさんと同じ10ドル。日本ではちょっと経験できませんが、ここは昔のまんまのハワイの田舎の床屋さん。入ると床に前の人の毛がそこら中に。待ってる人が座る長椅子はよれよれで、雑誌などは自由に散乱。全てが雑然としてる。あれは模様ですか?前の鏡のことですよー。えっ、汚れ?ひぇーー!私の番が来て『Hi!』で椅子に座る。するとお姉さんが黙ってあのマントのような布を私に掛ける。その端を私の首に巻くのだが、前の人の冷たくなった汗が、私の首にひんやり。ひゃ〜〜!『どのように刈りましょう。ご希望がありますか?』とお姉さん。『若く見えるように刈ってよ。』と私。そしたらそのお姉さん、しばらく私の頭を見て、『家に帰って髪染めなさいよ。』私噴出し、彼女も大笑い。
大体シアーズの安売りのところで服を買う。気に入った半そでチェックのシャツの正規の値札は51ドルだが、その上から9ドル50セントのシールが貼ってある。やったー!同じのを2枚買った。私は気に入ったのがあれば、こんな風に、よく同じものを2−3枚かう。買いに行くのがただ面倒くさいからだが、同じのを買うとコンサートに行った先で面白いことが時々起こる。コンサート会場に着きPAのセットを済ませるころ、『森繁さん、どうぞ着替えてください。』と係りの人。時々着替えるけど、着替えるものがない時にそう言われるとドキッとする。『このままでいいですかね?』シーーン!『いいと思いますよ、、』『これしかないから、これでいいですよね。』と独り言。これからは、身だしなみ気をつけます、とほほ、。私がトイレか母子室で同じ柄の洗ったやつに着替えて出て来ると、『早く着替えてくださいね。』係りの人。『いや、今着替えたんですけど、。』 皆で笑ける。
『しっかり食べなよ』
1羽のゴールデンプローバーが、まだ家の庭にいる。私が草刈機で草を刈り始めると、あいつもテンション上がり度胸良く草刈機の後をついてくる。なぜなら、草を刈ると虫やトカゲ等が見えやすくなるからだ。草刈機についてくるのはこいつだけで、他の鳥は皆どっかにいなくなる。賢い。こいつがえさを探して食べる姿は、他の鳥とは全然違う。まず頭を高く上げ全く動かない姿勢をとる。片足のときもある。しばらくそのままにしてたかと思うと、急にチョコチョコっとすばやく数歩歩いて地面を一回つつき、又さっきの姿勢に戻る。速い!それに比べ他の種類の鳥はどれも、チョンチョンチョンと、かがんだまま何回も地面をつつき、ちょっと休んで又かがむってな具合で、ダラダラ、ノソノソ。『お前、もう一ヶ月くらいで飛んで行くんだよなー。』見ると細い。『そんなにやせてて大丈夫か?』『出発するまで、しっかり食べなよ。』私は歌に書いたが、この鳥は10キロから12キロメートル上空に舞い上がり、マイナス50度以下の酸素がほとんどない所で、時速約100キロで流れるジェット気流に乗り、50時間以上飛び続けてアラスカに帰る。それを想像しながらあいつを見てたら、何かかわいそうで泣きそうだ。『どうしても飛んでいくんだよな。お前は『使命』って言う言葉通りだな。かなり負けてるよ、俺。』『俺が言う必要もないが、神がくれた命と力、全部使って飛んでけよな。』と言ったら、その言葉が自分の耳にも入って涙が出てきた。『よっしゃーー、俺も、この人生、がーーーッとやらせてもらうからなー!!』あいつは、私が草を刈ってる間中、草刈機の後をついて来て、しっかり食べてるようだった。
『がーーっとやらせてもらうって、どんなんや?』
年に一回、私が卒業した大学から雑誌が送られてくる。先日それを見てたら、ある記事に、ブラジルの小説家パウロ・コエーリョの言葉を引用していた。『船は港にいる時、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない。』確かに。たいてい誰もそう思うだろうね。この言葉を引用した人は多分、人もリスクや危険をおかさないで、ただ無難な人生を目的として生きるなら、この船と同じように、本来の目的をしないままで人生を終わってしまうかもしれない。だから恐れないで、もっと外に向かって活動していきましょう見たいな事を言いたかったのかもしれません。
確かに船は人の手によって(機会やコンピューターも使いますが、)、はっきりした目的の基に作られてるから、誰にも本来の役目がわかる。だから、ただ安全だからと言う理由で港においておくというのは変ですよね。
『人が生きる本来の目的ってなんだろう。』
人間も船のように作られていれば目的がわかりますが、『人は造られていない』と考えるなら、生きる本来の目的と言うのは誰にもはっきりわからず、まちまちな事を言い出すと思います。人が自分の心の思いと願いのままに生きるなら、経済的安定、身体の健康、心の満たしや安らぎ、それに楽しみや喜びを生きる目的とするのが普通かもしれません。確かにそれらは、それぞれよいものですが、それが人の本来の生きる目的ではないのです。心の願いと思いのままに生きる人生は、丁度あの船が一番安全な港に置かれているような状況かもしれません。そして、港に置かれているのにも気がつかないでいるのかもしれません。人を造った神だけが、人が生きる本来の目的を知っているのです。
聖書は言うのです。誰でも、心を開いて、『もし造り主なる神が本当にいるなら知りたい』と、まだ知らない造り主に心を見せて求めるとき、その方自信が個人的に、その求める心に教えてくださるのです。
『造った方の目的に生きる』
あの鳥だって、ほんまにしんどいのに、あんなに寒く、酸素のない高い所まで上がって、何も飲み食いしないで、真っ暗な夜を2回経験しながら50時間以上飛び続けてアラスカなんかに行かないで、年中暖かくて、充分虫のいるハワイにいればいいじゃんね。でも、あいつは飛んでいく。力の限り命をかけて出発する。あいつは自分を造ってくれた方の目的をはっきり知っているんだ。時々私達は使命と言う言葉を使いますが、命を使って神の目的に生きるすげーーー人生が、私達全ての人にあるのです。この鳥の事を考えても、そう思いますよね。
『初めに、神が天と地を創造した。』(創世記1章1節)書いていたら、20年位前に書いた『人はパンだけで生きるものではない』という歌を思い出した。この題は、
『人はパンだけでいきるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』とイエスがマタイの4章4節で、旧約聖書の申命記の8章3節を引用したところから取ったものです。その歌の一部を書いてみます。
人はパンだけで生きるものではない。元気が何よりと言ってる人よ。只元気でさえあればそれでいいのか、体が丈夫ならそれだけでいいのか。・・ただ一生懸命がんばればいいのか、最後までやり通せばそれだけでいいのか、何か一つに打ち込んでればいいのか、自分を信じて生きれればいいのか。『毎日が充実しとればね』『それだけでいいんですか?』『人生スムーズにいってくれたらね。』『それだけでいいんですか?』『商売が起動にのってくれたらね。』『それだけでいいんですか?』『何かね、一つ自分の哲学があればね。』『それだけで本当にいいんですか?』・・充分貯金があるだけでいいのか。家のローンが払い終われば、それでいいのか。毎日楽しく面白ければいいのか。ただ静かな余生がすごせればいいのか。
長――!でも、最後まで読んでくれてありがとねーー!
春の旅でいくつかコンサートがあります。もし近くであるようでしたら、友達を誘って来てください。会えるのを楽しみにしていまーす。まだ載せていないのもありますが、先でwww.thedaywill.com のスケジュールを見れる人は見てくださいね。よろしくー。
4/14 万座温泉0279-97-3131
/19 関東学院大学六浦校0457867218
/20 関東学院大学室の木校0457867218
/21 群馬県渋川市
/22 群馬県高崎市0273258160& 前橋市
/24 関東学院大学小田原校0465322211
/29 兵庫県神鍋町
5/8 関東学院大学釜利谷校0457867218
ザ・デイ/森繁 昇
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