今回は、作品数が多かったため、3回に分けての講評でした。
絵の構図について、両端に余裕を持たせることが大事。
装丁画というのは、あまり描き込まない方が良いこともある。
また、絵本というのもイラストレーションの一つであって、作家を目指すには、ストーリーも自分で考えた方が良いということでした。
これは、いつも言われていますが、自分のカラーがわかるように表現することが大事であるということも。
最後は、振替の先輩お二方(新参塾生の立場から)の作品だけでテーブル約1台分が埋まってしまいました。
先生が言われた通り、実際にプロとして仕事をされている方の作品をそばで見ると、良い刺激を受けます。
今回は、参加者全員の作品がピックアップされました。
私には、ジャケ買いしたくなる作品がいくつもありました。
所で、MJイラストレーションズに通い始めて1年が経とうとしているのですが、自分を振り返って、通う前と後で違ってきたことがあります。
絵・イラストレーションの見方が広がりました。以前は自分の好きな絵・色使いだけに注目していたのですが、先生と塾生の会話を聴いていると、「エ?そうなの?」ということが発覚したりします。
我が座右の銘、…下手の方がいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、それはかえって楽しいじゃないか。by 岡本太郎… は、変わりませんけれども。
徳重千里(12期)
安達けい(9期) 角田光代「空中庭園」
銀杏早苗(9期) 宮沢賢治「猫の事務所」
クッコ(9期) 山田詠美「ぼくは勉強ができない」
柳澤万起(9期) 西加奈子「うつくしい人」
小池ふみ(11期) 川上弘美「パステル」(短編集『ざらざら』より)
タムラサチコ(11期) J.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」
長光雅世(11期) 三島有紀子「しあわせのパン」
一宮慎吾(12期) 東野圭吾「夜明けの街で」
大野元(12期) アガサ・クリスティ「ABC殺人事件」
(2点とも)
杉田有沙(12期) 石田衣良 「下北サンデーズ」
徳重千里(12期) 大岡昇平「花影」
浅野みどり(13期) 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
柏原沙織(13期) ドストエフスキー「悪霊」
河野紋子(13期) 川上未映子「乳と卵」
北川佳奈(13期) いしいしんじ「絵描きの植田さん」
坂本文(13期)
佐藤ケイスケ(13期) 原田宗典「すんごくスバラ式世界」
友廣早知子(13期) カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
中島陽子(13期) アンソニー・ドーア「ハンターの妻」
〈以下振替〉
久保田寛子(6期・明A) 向田邦子「マンハッタン」
正一(8期・明A) 内田百けん「ノラや」
水谷有里(8期・明A)
〈作品上〉椰月美智子「しずかな日々」、
〈作品下〉吉田修一「自転車泥棒」
とやちかこ(12期・高B) 角田光代「森に眠る魚」