トレーラーバイクなるものがあります。
こんなかんじ。

(写真はネット上から拝借)
これっていわゆるタンデムバイクではないと思います。
フレームは1台ではないし、牽引していますから。
そうすると、かなりグレーですが、県内でも走行可能なんじゃないでしょうか。
「普通自転車に被牽引車両を取り付けた乗り物」は道路交通法上「牽引車」ということになり、被牽引車両には「用意された座席数までの乗車」が可能です。
端的に言えば、人力車のようなものを自転車で牽いてもOK、ということですね。
ちゃんと座席のある客車(台車)を牽く限りは、法的には問題ないということになります。
なんか東南アジアな雰囲気が漂ってきますね。
これを拡大解釈すると、
たとえばタンデム自転車のような「座席のある乗り物」を自転車で牽引する場合も、車両全体は「牽引車」となるので、道路走行はOK、ということになります。(反対に、軽車両扱いなので歩道は通れなくなりますが。)
牽引される車両が駆動してもいいかどうかは道路交通法には触れられていませんので、法的には問題ないでしょう。
車両等を自転車で牽引するのはOK、そして被牽引車両が駆動力を持っていてもOK。
であれば画像のトレーラーバイクは問題なしということになります。
さらにさらに拡大解釈すると、
牽引というのは紐1本でもしっかり結合してさえいれば、形の上では立派に「牽引」になりますから、普通自転車に紐1本とりつけてタンデムバイクを(見かけ上)引っ張ってさえいれば合法、ということになりそうです。これならタンデムバイクを走らせられます。
ここまでいくとさすがに抜け道的な解釈ですけどね(^^;)。
「なぜにトレーラーバイク?」 「お前のところの娘はもうバイク乗れるでしょ?」
という疑問が当然あるかと思いますが、
たとえばちょっと遠いツーリング(10km以上とか)をしようとおもうと、娘はまだ小さいので伴走というわけにはいきません。
しかしトレーラーで一緒に走るのなら、ときには漕いで駆動してもらい、ときには休んで荷物となってもらうことも可能です。少なくとも私一人で走れる範囲なら、一緒に連れて行けるというわけです。
目的地までトレーラーで、その後現地で別々に走って遊ぶ。そういうぜいたくも考えたくなります。その場合はこちらかな。
http://www.trail-gator.com/
コンセプトは似ていますが、既に持っているバイクを使うのがポイント。これなら現地で別々にライド可能です。(構造は簡単なので、自作できそうですね。)
世の中、いろいろと面白いものがありますね。
ほかにも、二輪の自転車は×だけれど三輪ならば抜け道的にOK、という解釈も多く、フロントやリアをWタイヤにしたものもけっこうあります。
個人的にはWタイヤはリーンしにくいのでキライです。
しかし、タンデム(に限らず、人数分の座席を持った自転車の運行)、本格的に解禁にしませんかね。