参加日記です。
(長文です。)
○バイク
リッチーロジックロード(1号車)
ギヤ 50×34 12-27T
タイヤ ミシュランプロレース23C
○新井駅のミサ
nyoさんと合流予定とした、道の駅新井への到着予測時間をてぃーざきくんと予測合戦。私の負けorz。
なんだかんだで新井の道の駅に11時8分到着。だったと思います。
早めの昼食にしました。
食堂ミサはまだ空いていて、すぐに座れました。メニューを決めているうちに、店内は満席。ちょうどいいタイミングで入ったみたいです。
相変わらずここの盛りは格が違います。ちょっとおなかが空いているからと、大盛りを頼んだりすると泣きを見ます。
みそラーメンはたまねぎが大量に入っていておいしいです。スープはほとんど豚汁です(笑)。これがいいんです。
○豆乳やさん
合流したnyoさんらと一路松本へ。松本IC出口の右折は相変わらず混んでいるので左折。すぐにUターンして戻ってくれば、車列に並ばずに進めます。ちょっと頭を使えば時間の節約は可能です。
いつもの豆腐屋さんで豆乳を購入。おいしいんです。
○トゥーランでのドライブ
松本には6月に美ヶ原まで来ましたが、乗鞍は初めてですね。シートが硬めで快適なのです。
さすがに乗鞍のワインディングは若干ロールしますが、節度ある範囲です。
路面の悪いのも気にならないですね。
現地到着は14時過ぎだったと思います。
○ブースめぐり
受け付けがてら、早速ブースめぐりに向かいました。受付はいつものタグチェックがなくなり、スムーズです。
いとこのハムがその辺にいるらしいので電話でコンタクトして合流。一緒にブースを巡りました。
いつもよりも多めのブーステントが並んでいます。
今回の第一のお目当ては、サンエスさんのヘルメット。
LASのクリプトンを愛用していますが、通勤用はひびが入っており、今MTBで使っているOGKはちと重く、
やはりクリプトンがいいなと思う次第です。
ここでは毎年安く、1万円くらいで売っています。これを目当てに来たのです。
サンエスさんに行ってみると、ありました、クリプトン。え?、今年は8000円!? 即決(笑)。
色は3タイプあったので、ハムに相談してリッチーバイクに乗ったときの相性のよい色に決めました。
明日はこれで走ろうかな♪
ほかのブースもひととおり見て回ります。
ここに来る人は出走機材を現地調達、なんて悠長な人はあまりいないでしょうが、
イヤーシーズンも終盤ですから特価品が並んでいたり、見切り品の中に消耗パーツや欲しかったパーツが
あったりするとついつい手が伸びます。こういうのも大会参加の楽しみですね。
大手メーカーのブースではプロトタイプのホイールとか、ツール出走モデルのレプリカなど、
最先端モデルを展示してくれるので、田舎者の私には目の保養になります。
リム重量200gのカーボンホイールとか、持たせてもらうと笑っちゃいます。
リアホイールが、私のフロントホイールよりも軽いんじゃないかというレベルです。
長生きはするもんですな。
○マイカズン
いとこのハムは埼玉からの参加。ショップ仲間大勢と来ています。
バイクはライトスピードの'06シエナ。
魅力あるバイクですが私には小さいので評価しようもないですorz。
○早寝
ブースをうろうろ長居したら5時を回っていました。
温泉に浸かって、夕食を食べ、明日の準備をしたり、天気を占ったり。
私の予報では明日は雨は降らないことになっています。さて、どうでしょうか。
夜8:30には消灯。9:00頃には皆さん眠りについたようです。
○起床
4:00に起床の約束。ちょうどその頃に目が覚めましたが、辺りはまっ暗なので目は冴えず。
すぐに外へ出て天気を確認。空一面に雲があるようですが、雲間から星が見えます。
なんとか持ちそうかな?と思っているとぽつぽつと、そしてやがてしとしとと、しばらくするとさめざめと、雨が降ってきました。おーい。
それでも今日は雨が続く気がしませんでした。だって「明日は雨ではない。」と私が予報したんですから(笑)。
○天気予報
雨降りの中、走る気にもなれず、しばらく玄関の軒下でみんなが黙々と固定ローラーを廻しているのを見ていました。
しかし4:30過ぎになると雨は止み、ひと安心。私もウォームアップのためジョギングに出かけました。
ウォームアップの目標は1時間ですが、朝食が5時からなので途中で戻らないといけません。
それでも20分以上は体を温め、ほぐしました。
軽く温泉につかり、朝食を摂り、出発の支度をしました。ジャージに着替え、下山用リュックを持っていきます。6時半くらいだったと思います。
○スタート地点へ
スタート地点では7:30に最初のスタートがあるため、すでに大勢がバイクを並べていました。
これはいつも通りです。
私たちのメンバーはかなり前の方に陣取っています。これも例年通り。
何名かは固定ローラーで2度めのウォームアップをしています。
参加者の群れを眺めていると、妻が誰かを見つけたようです。
「あ、鶴見辰吾さん?」
○鶴見辰吾さん
ということで記念撮影をさせていただきました。
昨年の新潟市での公開講座についてお礼。思えば「自転車のみち新潟の会」に続く流れのはじまりは鶴見さんの公開講座でしたね。
チャンピオンクラスの先頭付近に竹谷君を確認。(「君」づけなのは一応友人だから、ということにしておいてください。)快く握手をしてもらい、近況などを伺いました。
今後もライズドでイベントやスクール等中心に活動されるようです。今後は一緒にライドできる機会も増えるかも。
○スタートライン
スタートは、出走グループごとに集合地点の広場から、100mほど離れたスタート地点に移動します。グループごとの時差スタートです。
私は遅めに集合したので、グループの150番目くらいに並んでいましたが、例年通りスタート地点までの移動でちょっと早歩きをすると、、、あら不思議。なぜか3列めあたりに並んでたりして(笑)。
前の方に並ぶのは、応援してくれる身内に見つけてもらいやすいから、というのが一番の理由でしょうか。
○スタート
スタートは流れに任せるのが私のスタイル。これがいけないんですorz。
先頭はぐんぐんと加速して、後続はそれに追従します。
私は毎年自分の体力を考慮せず、なぜかその流れに乗っていきます。
第一コーナーは大外から大きなアールで速度を維持しつつ、登坂に向かいます。
しかしそんなスピードでいつまでも走れるなら、私も70分は軽く切っている訳で、最初の長い上り坂までには失速するのが常。
今回はそれよりもけっこう手前でダウンorz。正直、「あれ、終了?」と思いました。きついです。
○もう終了
昨日から、高地循環がうまくいっていないのか、息がきつい感じがしました。トレーニング不足というのかもしれませんね。
ガクンと失速したので、kazuさんに追いつかれ、すぐに引き離されるだろうと思っていました。
........しばらく失速したままの走りが続きますが、kazuさん来ないですね。
周りの人からはどんどん抜かれます。その中にいませんね。先頭にいたかしら???
しばらく、けっこう時間が経ってから(1分くらい?)、kazuさんに一声かけてもらいました。ああ、よかった。(?)
スタート直後の走りがけっこう速いペースだったんでしょうね。対して、マイペースのkazuさんはスロースタートをきっちり守ったと。どう考えてもkazuさんのほうが正しい(笑)。
それでも、このスタイルは変えたくないですね。(なんでだろー。)
kazuさんの背中はすぐに前の混雑に消えていきました。ゴールまで、もう会うことはないですね。
○ジリ貧
失速したままでは埒があかないので、呼吸を整えます。整えるのが精一杯です。
ダンシングなど軽く入れたりして、負荷をいろんな筋肉に分散させてみたりしてみました。
するとなかなかリラックスできてきたようです。少しだけ楽になりました。
○リセット
調子も落ち着いたところで、もうすぐ第一チェックポイントです。
エイドで水をもらい、かぶりました。スタートからずっと雲の中なので、ひんやりしていて走りやすいのですが、背中はやはりヒートアップしていきます。冷やしていけば調子も上がるはず。
インナーギヤに変速したところでいったんリセット。今日のマイペースを推し量ります。今のところギリギリな感じですが、これで走り続けたい、そういうペースで走ることにしました。
○考えながら
いつもよりも踏ん張らない走りを基調としていました。だから速度は遅いです。乗鞍は4000名もの人が一斉に登っており、全体の流れの速さというのがあります。数分置きにグループ出走がありますから、その流れは波状になるのですが、速度によって抜かれるばかりだったり、あまり苦労しなかったり、前に人が多くて困ったりということが起こります。
今日は昨年よりは抜かれることが多いみたいです。そして抜くときは、抜きにくいですね。自分が遅いからでしょう。
昨年だと、かなり積極的に突っ込んだラインを選べました。抜く相手との速度差があるので、自分の都合のいいラインを選べたのです。
今年はちょっと苦労しました。抜くにしても速度差が少なく、お互い気を遣うといった感じです。
こういうのもタイムに影響します。まあ大会なんだから混雑はしょうがないですけど、混雑を回避するのも能力のうちですから。
○補給摂り忘れ
中盤くらいまでジリジリと踏ん張っていました。そしたらふと気づいたことがあります。
「あ、カーボショッツ飲んでないorz。」
スタミナを考え、パワージェルを用意するはずだったのに、忘れてきたのでkinoさんに借りたカーボショッツ。
主成分のデキストリンは消化が緩慢なので、スタート直前に摂ろうと思っていたのに忘れてました。
「もう飲むチャンスは無いなぁ。スタミナ大丈夫かなぁ。」ちょっと不安になりました。
ガス欠でゴールできない、というのは無いと思うんですが、それでも最後の踏ん張りのエネルギーがあるのとないのとでは、ちょっと違う気がします
○ラスト5km
そんなことを考えていたら、ラスト5kmになりました。
ラスト5kmくらいから本当のがんばりどころかな、と考えていたので、ここからは気持ちだけは積極的にしました。
きつい勾配はギヤを落としますが、緩くなったらシフトアップ。それでも回転は極力維持。
脱力をこころがけます。森林限界を過ぎる辺りからは、気温も下がり、腕などは寒気を感じます。
体はまだ冷えてないので大丈夫。このへんにくるとスタミナの加減が分かります。
「走りきれるけれど、もうひと爆発できそうな気がしない。」
補給ミスの影響がでてきたのかもしれません。
○ゆっくりと流れる時間の中で
じっくりと耐える走り方しかできませんが、それでも昨年よりは回転していると思います。
森林限界を過ぎると、垂直方向の感覚がだんだん希薄になります。
ちょっと勾配が緩いと、平らに見えてきます。しかし体はなかなか前に進んでくれないので、時間の進みが遅いんじゃないかと錯覚します。
○インナー×ロー
あと2kmほどになり、勾配もきつい箇所がちらほら。それでもインを走るのはやめません。
ロー27Tに入るとかなり軽く感じます。軽過ぎて回せない気がしますが、これくらい軽くないとまわせない、そんなもどかしさを感じました。
○それでもももあげで
あと1kmくらいになると、もうどうにでもなるという気持ちと、まだ1kmあるという気持ちが交錯します。
こんなときにダンシングでさっさっと軽快に走りすぎることができるとカッコいいだろうなぁーー、と妄想しますが、そんなことはできるはずも無くorz。
目が回ってきました。
○声援という名の地獄
脳というのは、燃料にグリコーゲンしか使えないそうです。脂肪分解ではダメなんだそうです。
こういうギリギリの所にくると、脳にまわすグリコーゲンが少なくなってきているのでしょう。
だから目が回ってきているのです。
ここでパワージェルを飲んでいれば、少なくとも目眩は感じずに走れたのでしょう。
来年はきっと持ってきます。パワージェル。
ゴール手前は、既にゴールしたライダーが下山にために並んでいます。応援の方々も多いです。
多くの声援を掛けてもらい、とても嬉しいのですが、すでにくらくらの脳みそではそれに応えることもできず、ましてや体は一定のペースでくるくるが精一杯。
ああ、声援とは辛いときもあるのだな、そう思いました(涙)。
○燃えカス(不完全燃焼?)
ふらふらでゴール。こういうふらふらは久しぶりな感じ?
乗鞍では恒例のような気もします。
ゴール後は体をまっすぐに維持するのが精一杯。バイクにもたれて歩きました。
それでも歩けるんですね。それがなんとも悔しいというか。
体は疲れているものの、痛みはどこにもありませんでした。健全にゴールできたようです。
腕時計でのタイムは88-89分くらい?
○雲の中の寒さ
着替えのリュックを探しにバスの方に向かいます。
バスの中の荷物をみんなで外に出し、自分の荷物を探します。
山頂駐車場付近は雲の中で、風は弱いですがびっしょりのジャージのままでは寒いです。
すぐに全部着替えました。そしてゴアテックスの雨具を上下。これで雨が降ってきても大丈夫。
おなかが空いていたので用意しておいたあんぱんをかじります。
そうするとだんだん頭も冴えてきました。やはり糖分は大事ですね。
大勢のなかからメンバーの何人かと遭遇できました。
○下山
kinoさんとAllieさんと3人で下山。ちょっと下山すると雲が切れ、山頂が拝めました。
雲間から差し込む日差しは強く、冷えた体に心地よいです。
写真を撮りながら下山していると、ハムが見つけてくれました。
その後は一緒に下山。ハムはDHやFRで鍛えているせいか、下りの見切りがよく、ついていくのがやっとです。ロードで無理して破綻すると痛いので、あまり突っ込みませんでした。
ここの下りは長いので、一緒に下る仲間がいてよかったです。
○到着
途中から雨具を脱いだものの、脱ぐのが早すぎてちょっと寒い思いをして下山しました。
メイン会場に戻ると妻と娘が待っていてくれました。
タグを返却して一息。
○パンク
ハムとしばらく会話をしてから宿に戻ろうとすると、前輪がパンクしていました。
下山中はそんな印象はなかったので、最後の最後でパンクしたようです。
(何度かジャンプ(ポゴ)したしなー。)
宿までは押して歩きました。
○おにぎり
宿に戻ってくると、おにぎりが待っていました。これがおいしいんです。
みそ汁もしょっぱめなのが、いいんです。
○露天風呂
疲れた体を露天風呂のぬるめの温泉でいやします。
自分のライドを振り返りましたが、まあ、よくやったかなと思います。
○表彰式
うちは表彰対象者が多いので、抽選会だけをだらだらと待つということがなく、退屈しません。
しかし表彰式は盛り上がりますな。とくに女子。やはり女子がにぎやかなスポーツは成功すると思います。
○ピザなしスルー
表彰式が長引いたので、ピザ屋さんには寄らずに帰ることにしました。
それについては娘が大変不機嫌でした。ごめんなさい。来年はきっと。(やはり土曜日に寄るべきかな。)
○帰宅
夜8時頃に帰宅しました。荷物を整理しててぃーざき君は帰宅。
家に入ると、選挙の開票速報が始まっていました。ああ、下界ではそんなことになっていたなぁ。
ようやく日常に戻ってきました。
おしまい
○反省と考察
昨年よりもタイムを落としましたが、中盤のペースはどっこいかなと感じていました。
実際、そんな感じだったと思います。
差がついたのは最後の3kmくらいの範囲で、ここはちょっと気を落とすと一気にタイムが遅れます。
昨年の方が踏ん張りがきいていたと思います。差はそれだけ。だけとそれが2分の差を生んでいます。
こうして振り返ると、タイムを縮めるのはラスト5kmの組み立てだということがだんだんと分かってきました。
組み立て次第では、現状でも75分を切ることは可能と思えますし、昨年くらいの仕上がりならば
73分くらいはいけそうです。(その先はカンベン。)
とにかく後半にどれだけ走れるか。結局そこにつきると思いました。