長岡はサイクルワークスFin's主催の八方台ヒルクライムに参加しました。その後湯之谷温泉の枝折峠へ向かい、8月の大会に向けて試走してきました。
朝5時起床。支度をして北陸道へ。栄PAでメンバーと合流。その後悠久山公園へ。
バイクをセットアップ後、時間があるので各自ウォームアップランへ。Hashiさんらは気合十分。ほとんどレースモード。
対して、いつもどおりヘラヘラしている私は、手入れの行き届いた悠久山公園をジョギングしました。これだけ大きな公園は、新潟市にはないんですよね。公園全体がとてもキレイにしてあるし、朝早くから蒼紫神社の参拝客や運動に汗を流す人などあり、とても静かでいい雰囲気。自然に恵まれていることをしみじみと感じられる場所です。
駐車場に戻ってくると、ライダーが大勢集まっていました。この会は目標タイムを自己申告し、それに最も近い人から順位がつくシステム。
自分の予想どおりに実タイムで走れた人が勝ち、というこのシステムは、単純ですがとてもいいシステムだと思います。イメージを正確にトレースするというのは、とてもいいシミュレーションになるんですよ。
ほどなくスタート地点に移動。ここを走るのは大学修了以来かも。学生当時は嫌いではなかったけれど、苦手でしたね。体力がなかったのも確かですが、ギヤが足りないというのが一番の理由だっとと思います。(当時はフロント51-40T×リア12-23Tでした。)すぐに一番軽いギヤになって、それでも回らなくてトホホな走りでしたから。
今はとても楽なギヤ(フロント46-36T×リア11-27T)ですし、体力も学生の頃よりも体力はついてきました。
だからベストタイム29'30"は難なく更新できると思っていました。しかしどれくらいタイムが伸びるのかが、なかなか読めないところ。いろいろと考えて、目標タイムは29'30"で設定しました。
前半、ゆるやかな勾配でスタートします。アウターで速度を乗せていきます。タイムを狙うなら、ここは駆け引きしたり速度を控えるところではありません。(...と思います。)
knt氏が先頭でいい引っ張りです。私は集団の後方で追従します。しばらく後ろから見ていると、knt氏がペースをややダウン。ここで様子見のようです。引っ張らされるだけでは損ですからね。ここは代わりに誰か飛び出ると面白いと思っていたのですが、それはなし。やや団子になりながら狭い区間を走り過ぎます。
集落がある区間を抜け、本格的に峠道となったあたりから、やや勾配がきつくなります。まだアウターでガンガン行くところでしょうが、そろそろ私は疲れてきました。やや重いギヤで回していたのも不利に働いたでしょう。(あえてそうしたんですが。)
インナーに落とすと一時的に失速します。しかしここからまだ7kmほどありますから、少しずつマイペースで行けばいいのです。トップグループはすでにかなり先に小さくなってしまいました。
私の後ろにしばらくアランさんがいました。すぐに先頭集団に食いついていくかと思っていたものの、私の追従をアテにしていたようです。私が失速したのでたまらず前に出ましたが、集団からは離れてしまいましたね。しかしじりじりと地力を発揮するでしょうから、私はアランさんを目標にしつつ、マイペースを掴むことに専念しました。
幸い、中盤以降の調子はよく、ギアを適切にシフトできました。重すぎず軽すぎず。これができるのも、コースを覚えているからこそです。
調子のいいときは呼吸が余ってきます。うまくペースを掴めたと思います。
森立峠から右折後は、わりとあっけなかったです。過去には急勾配で苦労したことばかりが思い出にありますが、今はギヤが軽く出来ますし、そのギヤで走れる心肺機能もほどほどにあります。
ちょっと控えめで走った感じになりましたが、今後はもっと積極的に立ち漕ぎなど入れて走ってみたいと思います。
で、タイムは29'02"。自己ベストタイムを大幅に更新。よかったよかった。
トップは26分前後と、みなさんとても速いタイムが揃っており、ヒルクライムがここ10数年で種目として根付いているんだなと実感した次第です。昔はヒルクライムはあくまでロードレースの「登り区間」という意識が強かったと思います。
続いて枝折峠。
湯之谷に到着したのは10時過ぎで、いい感じに暑くなってきていました。高地なので少しは涼しいかと期待しますが、ここはすっかり裏切られます。湯沢が暑いのと同様、このあたりは風も無く暑くなります。
それでも今日は少し風があるようです。
途中、コンビニに寄らず来てしまったので、補給なしorz。みなさんから補給を頂きました。感謝。
コース確認をメインに走りました。前半の緩い区間はサイクリングペース。勾配がきつくなるあたりからシミュレーションモード、といった感じでしょうか。
私は今回、2本だか3本走るらしいので、体力温存で行こうと考えました。しこで採った策が「アウター縛り」。どこまでアウターでいけるか、試してみました。
ていさん、アランさんは早めにインナーに落とし、回転に体を馴染ませてどんどん登っていきます。その後をアウターでグインゴインとついていきます。最初は勾配もきつくなく、たまに立ちこぎを入れれば十分ついていくことができました。息はかなり余裕がありましたね。
そのうち勾配がだんだんときつくなります。立ちこぎの頻度も上がり、負荷も大きくなってきました。立ちこぎでどれくらいいけるのか、そういう考えで走っていました。インナーに入れた後のショックが厳しいことも予想していました。
なんとか立ち漕ぎでクリアしてきましたが、そろそろ2本めを考えて筋肉も温存しておいたほうがいい、という辛さになってきたので、インナーに落としました。
案の定、インナーに落とした直後は心拍高め+脚力少なめ+回転変わらず=失速 という事態に陥り、ていさんやアランさんの姿は先に消えてしまいました。
しかしここまでは想定内。ここからの速度回復をいかにうまくつなげるかがキーです。トルクが無駄にならない程度にギヤを重くし、回転を高く維持するよう努めます。心拍は高いままですが、少しずつ余裕が出てきます。余裕が出来てきたらギヤを軽くします。
ラスト2kmあたり、長峰という場所のあたりから、さらに一段ときつくなりました。コース全体からすると、このへんが一番厳しいところです。
回転もかなり落ちてきました。インナーでも厳しいです。27Tで厳しいと困るなぁ、と考えながら走っていました。
ていさんらに遅れること2分程度?でゴール。わりといい走りだったと思います。
その後もんちさんとkinoさんのゴールを迎えました。もんちさんはセンターギヤに悩まされたようです。kinoさんは相変わらず高回転でコツコツ登ってきます。大きな花が咲く、その日は近いと思います。
皆さん疲れてるようで、2本めは無し。ちょっと残念。2本めは軽いギヤでどこまでいけるか試してみたかったです。
ゴール地点は風もあり涼しく、下山したくない気分でした。下山では長峰のきつい箇所をみんなで考察。うまい走り方を研究しました。大会ではうまく走れるだろうことを願っています。
涼しかったので、2つめの課題である、猛暑に対応した走り、というのが出来なかったですね。これはこの2週間で練習しようと思います。