いつもの新津のコースへ出発。13時15分。メンバーはDATY。
曇り空で先週よりは涼しいかな?午前中の雨は去ったようだけれど、微妙な雲行き。
それでも走りにいくのです。だって楽しいんだもん♪
ももあげの件は先週のロードの帰りに悟りました。
とにかく踏むとロクなことが無い。すぐ疲れるし、続かない。なんでだろー。
で、ももあげ。今回はももあげオンリーで走ることにしました。(これが出発前からのヒミツ。)
今回のコースはいつもの周回コースを三周+草薮の登り+宮古ルート。先週より長いみたいです。(90kmくらい?)
正直、先週のあの辛さは尋常じゃなく、今週は平日に徹夜あり、健康診断あり(しかも徹夜明け&朝食禁止)、飲み会あり、その後の寝不足解消できずでフラフラの一週間でした。それでも土曜日の朝にはなんとか整えられるんだから、幸せなのでしょう。
午前中はYETI AS-R SLのスイングアームのギシギシ音の解消に時間を費やしました。ホームページから説明書を引っ張り出してきて、微妙に説明内容と現物が違うのに戸惑いつつも、なんとか下ピボットのパーツを分解。オーバーホールしたらとりあえずギシギシ音は解消しました。一通り全部バラせることが分かったので、今後はあまり困らないんじゃないかな。
オーバーホールをしながら娘の自転車(補助輪なし)の補助をして練習。サドルを持って助走してやると、あとは勢いに乗ってペダリングを始めます。とりあえず助走してやればしばらくは走れるようになりました。...と思っていたらバイクの調整をしているうちに、自分でスタートも始めました。おお、スゴイ。ターンもしてるし。日進月歩ってこということかな?(笑)
ということで、自転車完全デビューです。パチパチ。3歳10か月だから、私よりは3年以上早いですね(爆)。
さて、ライドの話に戻ります。
濃いめのサングラスをしてきたので森の中は薄暗く、やる気がそがれます。もう少し明るいサングラスにすれば良かったorz。
一周めはこの一週間の疲れなのか、だるさが抜けず、みんなについていくのみでした。ももあげオンリーの走りを心がけます。登りではどうしても踏み込みの感覚が残りますが、それはいずれ薄れゆくのかなぁ、という感じ。完全に排除していいものかどうかさえ、まだ模索中ですから、できる範囲で走ります。慣れない体の使い方で、ややぎこちないペダリングです。それでも何故か今回は3周は余裕で走れそうな気がしました。
二周め。ちょっとだけ体が眠りから覚めてきた気がします。最近こんな感じでスロースタートを自覚しています。二周めに入るときにもんちさんが先行したので追従したものの、なかなかいいペースなので追いついたのは三周めに入るとき。そのときにはアランさんにも、ていさんにも抜かれていましたけどね。ももあげ主体だと心拍が上がりやすいようです。
三周め。最近三周めに入ると「もう三周めなのか」というくらい感覚が鈍っているんだか、疲れがたまらなくなってきたんだか。あけない感じです。かつては三周めは惰性でしのぐか、あきらめて待つか、くらいの気構えだったのにね(^^;)。今日はももあげを続けていたためなのか、心拍は登りの最中などは確かに辛いのだけれど、登りきってしまうと脚にもあまり疲れが残らず、いくらでも走れそうな感じでした。あとで効いてくるんじゃないか、とか不安はありましたけどね。
三周めが終わり、そのまま草薮の登りへ。ここまで連続で走る事自体が異常、イレギュラーです。こんなこと初めてですから。しかも私が不平を言わない(^^;)。明日どしゃ降りかなぁ、とか考えたりして(笑)。もんちさんが「でも苦しい」などと三味線ひいてましたが、無視です、無視(笑)。
草薮の登りはリズムが合うのか、いつもお気楽で登っています。プレッシャーがないというのはとてもいいですね。今日はももあげでペダリングはぎこちないし呼吸がきついので、アランさんには追いつかれるだろうと予想していました。それは予想通りになりました。後半ぐいぐいと伸ばしていくアランさん自身もかなり鍛えられている様子がうかがえます。みんな、この一週間でひとまわり成長しているようです。
草薮を終えてからようやく休憩を入れました。しかし「そのまま続けて走ってもいいけどな」とか考えていました。それほどに疲れが無かったんです。
宮古のルートはもともと砂利が深く傾斜がきついのですが、この一週間のうちの雨でけっこう表面が流されていました。ところどころで深かったり浅かったり、溝ができていました。こういうところはハードテイルだとトラクションがかかりすぎたりして走りにくいのですが、フルサスはわりとお気楽に通れるんですよ。(とくに最近はセットアップもうまくいっているので、昔のようにサスの戻りでトラクション抜けしたりしなくなりました。)
宮古も確かに登りの最中は心拍が上がってきつく、先週のようにギヤ1枚余る、という感じはほとんどなかったです。意識を別のところに集中していることも影響していると思います。いずれ意識の融合が進むと、また走り出せるんじゃないでしょうか。
宮古から大沢公園に戻るルートを走りましたが、この長く緩い登りが一番きつかったです。昔からこのルートはキライなんですよね。脚力と合わないのか、弱点なんでしょう。いずれ克服していきたいと思います。
帰路は風の影響も少なく、いいペースで走れました。ふとももはあまり使っていないはずなのに、ぎりぎり一杯一杯でした。腹筋と腸腰筋はなんとかもってくれたようです。
帰宅は7時過ぎでした。
さて、ももあげ練習についてですが、今回かなりの収穫があったと思います。
整理がついていませんが、とりあえず列挙しておきます。
・筋肉の使い方は合理的と思われる。
・踏み込みは意識していなくても大きくなる。
(ただし今のところ融合していないのでかなり雑になっている。)
・心拍の上昇が大きいが、すぐ下がる。
・反面、筋肉の疲労感は少ない。(一番体幹に近い筋肉を使っているためか?)
・登りではももあげの意識付けをしていても、踏み込みの意識が混ざってきた。
(もともと反作用的動作なので、完全に分離してイメージできない。のか?)
・踏み込みの意識のほうがいいこともある。
(とくにMTBの場合。トラクションのことを考えると、踏む場合の方がいいこともある。)
・骨盤が立つ。反面、ちょっと気を許すと、ももあげにならずにヘソ下げになり、骨盤が寝る。
(これは注意しないと椎間板ヘルニアコース。)
・ポジションが楽になった。とくにハンドルの負担が激減。
・関節の負担が減り、疲れにくくなった。
考察
・ももあげができていると、骨盤がちゃんと立ってきて、腕の負担は小さくなります。
・ももあげにより、太ももの重量分の負担が減るため、踏み込み側の速度も上がるようです。結果的に意識を強く持たなくても、踏み込みは強くなっています。
(ママチャリなどのビンディングなしのバイクで、ももあげ練習をしてみると、踏み込み側が勝手に強くなるのが分かりやすいです。)
踏み込み意識の場合をよく観察すると、反対側のふとももはゆっくりと受動的に持ち上がってきます。踏み込みに押し上げてもらっているということであり、せっかく強くした踏み込みの力が、太ももの重量分(またはそれ以上?)損をしています。
・踏み込み側の意識を強く持っていると、慣性で回っている力よりももっと回せると勘違いして、さらに踏んでしまいがちのようです。これはオーバートルクであり、あまり長く続きません。ももあげを意識していれば、太ももを持ち上げる分の負荷を感じているので、オーバートルクになりにくく、結果的に疲れにくいようです。
・関節の負担が少なく無駄に圧迫しないので、疲れが少ないみたいです。
・ももあげはフレームとは無関係にできる動作なので、フレーム特性に依存しなくい走りができるかも、と思います。また、フレームがとても軽快に感じました。(実際は、反動で生じる踏み込み力の伝達特性の良しあしというのがフレームごとに変わってくるのだと思います。)
・ももあげを積極的に行うと、ハム〜大臀筋〜背筋の伸展が得られ、その反動であるSSCを踏み込みに使えます。(腱の反動なので筋肉の使用は少ないです。)が、このSSCが強く、今回はふとももが悲鳴を上げていたような気がします。(←弱いorz。)
今後の方向
・ももあげを一次意識、踏み込みを二次意識と考える方向で当面続ける。
出力を上げたくなったらももあげを強くする、ということ。
・反作用的動作である、踏み込み側のペダリングについても少し意識を残す。(具体的には、丸い運動を少し意識?。靴底を拭うとか、そういうやつ。)
・慣れてきたらポジションについても考えてみる。
(今のところ、近くなるような、変わらないような、というところです。シートは高くなりそう。←強く踏み込まないのでかかとが下がらないためか?)
少なくとも私にはこの方法で練習するメリットがあります。ももあげの能力向上は、バイクにもトレイルランニングにもランニングにも登山にも下山にもスキーにも同じ方法でトレーニング可能で、どれにも役立つということです。完全なクロストレーニングができるのです。