以下、新聞(とくに新潟日報)批判です。
新潟日報の紙面の活字がまた大きくなるようです。また、やや太字になります。サンプルが掲載されていますが、慣れないせいか読みにくい印象です。
これでまた紙面の内容が薄くなります。
最近の新聞は内容が薄く、ネットの情報よりも遅いので、役割が薄れてきたという印象を受けます。今も昔も唯一変わらないのは、新聞"紙"がいろいろなことに使えてとても便利だ、ということだけのような気がします。
ネットの情報よりも遅いわけですから、その分情報が多いとか詳しいとか、別の写真も載っているなどの違いがあれば、それはまた新しい情報として価値があります。
しかしたとえば昨日、夏見円(なつみまどか)選手がXCスキーのWカップ、クラシカルスプリントで3位表彰台!という偉業をなした情報ひとつとっても、紙面に載っている写真はネットで載っていた写真と同一です。当然ながら記事も同じ。
↓これです。(写真は時事通信より。)
これではネットで見た我々にとってはすでに旧聞でしかありませんし、お金を払って読む情報ではないですね。
それと、新潟日報に限ったことなのかもしれませんが、広告欄がとても多くなっています。紙面全体の1/3くらいは広告になっていると思います。30ページあるうち、10ページが広告。無駄に紙を使っているような気がします。
折り込み広告も無駄が多いです。パチンコ広告と住宅広告は非常に多いのですが、どちらもまったく用事がありません。しかもパチンコ広告は教育上有害で、なくしてほしいものです。
古紙回収の際、これらはとても重いので苦労しています。広告紙は新聞"紙"ほど利用価値は無いですし。
以前日報社に、我が家への配達分はこれらの広告抜きにしてもらえないか、とメールをしましたが、その後返事はありませんね。
活字の大型化をしても変わらないことがあります。それは印刷量が減らない、ということです。新聞社はしょせん印刷してなんぼ、ということなのでしょうか。(ちなみに新潟日報社のHPは大変使いにくく、次回訪問しようとする気力すら失せます。)折り込み広告の件を考えても、やはりそうなんだろうなと思います。毎月4000円ほどの高い紙を買っているなぁと思います。
活字の大型化は読者からの要望(読みやすさの向上?)を受け入れたためだ、といいますが、読みやすさを追求するならばまずルビ(ふりがな)を付けることでしょう。昔から教育効果があると宣伝していますが、小学生にはまだ読めない文字が多く、読めない記事は面白くありません。活字離れは新聞が原因のひとつといってもいいと思います。ルビがあるとよみづらいでしょうか。そんなことはありませんよ。
例えば週刊少年ジャンプ。漫画のセリフにはすべてルビがふってあります。だから低学年からも楽しめるのです。また、ひらがなを覚えたばかりの外国人が読むにしても、ルビがあると役に立つと思います。
新聞はそろそろメディアの寿命が尽きていると思います。それを延ばすのも縮めるのも、自身の努力にかかっていると思います。自分で取材しない新聞屋は淘汰されても仕方が無いと思いますけどね。