鳥屋野潟グラウンドで朝からランニング講習に参加しました。
今回は一番大事な部分だったと思います。
参加できなかった方は参加した方に訊き倒すなりして復習するといいと思います(笑)。
以下、私が理解している範囲のことをちょっと書きます。※アランさんが講習した内容ではありませんのでご注意ください。
いわゆる「ため」というのは、反動動作のための初動のことを指すと思います。
前方遠くに投げるため、動作の始めにちょっと後ろに振りかぶるときの振りかぶりや、しゃがんでからジャンプしたほうが高く上がる、というときのしゃがむ動作です。
ランニングも瞬間瞬間の動作にこの作用を盛り込むと速くなります。疲れも少なく、故障も減ります。
SSCについて昔書きましたが、ランニングの場合も筋肉と腱をうまく使い分けると、うまいこと速くなります。
(SSCについては過去の記事を参照ください。→
SSC)
「ため」とは文字通り、腱に力をためること、と解釈してもいいでしょう。(たぶん...。)
ではどうやったらSSCがうまく使えるのか。
体の構造をよく知ること。それが一番の近道です。
筋肉をよく伸ばすと、腱に大きな反発力(収縮力)が生まれます。
腱の力は筋肉を伸ばした後に返ってきます。だから一瞬遅れがあるように感じます。
これが基本の考え方です。あとはどこをどう使うか、どうつなげていくか、ということです。
筋肉を伸ばす方法は、荷重をかけたり、ねじれを使ったりという方法があります。外見上、前後に振っているような動作でも、実はねじれの動きである、という場合もあったりします。腕の振りなどはそういう動きです。
欄外編 膝をよく痛める方は。
ランニングで着地のさい、骨格で立たないことです。骨格で立ってしまうと、筋肉があまり伸ばされず、したがって腱に反発力が蓄えられません。ということは腱の反発力が期待できません。それに、骨格で立つということは関節に大きな負担をかけることになります。軟骨がどんどんつぶれます。
強いヒールストライカーで、かつすり足ぎみの人はとくに注意です。