弥彦のヒルクライムレースの出場カテゴリをMTBに変更しました。
主催者がMTBクラスの「タイヤ幅1.9インチ以上」という制限を外したからです。
さて、そうするとMTBにいろんなタイヤが付けられることになります。手の込んだ人ならばロードと違わない状態にできるでしょう。
そうするとけっこう奥の深い悩みにハマるのです。
もともと私はJCAルールの「MTBはタイヤ幅1.9インチ以上であること」に異議を唱えていたものです。もう15年も前になりますがこのルールで失格にもなっています。(制度の問題をアピールするつもりで意図的に出走したのでそれは致し方ないのですが。)
しかし実際弥彦のように制限がなくなってしまうとそれはそれでとても違和感がありますね。
ロードとMTB、違いは何か?
なんか意義深そうな命題が頭をもたげます(笑)。
吊るしのロードとMTBの違いは以下の通りです。
・スリックタイヤとブロックタイヤ
・ドロップハンドルとフラットハンドル
・フロントサスあり/なし
こんなところでしょうか。考えるとあまり差はないですね。フレームの構造自体が違うといえば違いますけど、ホビーレースレベルじゃそんなの関係ねぇ! ((c)小島よしお) なわけで。
ロードでもヒルクライムとなるとフラットハンドル/フロントシングル/手元レバー/ワイドレシオギヤあたりまで手を入れてきます。
MTBもヒルクライム限定なら、リジッドフォーク/フロントシングル/スリックタイヤと詰めてくるでしょう。
細いタイヤを履いてしまえばロードもMTBも違いはないです。元のフレームがどっちだったか、だけ。
タイヤだって今はMTBに700Cタイヤを履くこともできますし。650Cのチューブラーだっていけるでしょう。キャリパーブレーキまでつけたりして。
あとは重量だけの問題ですね。
しかし
http://www.light-bikes.com/みたいに軽量バカが集まるとMTBでフロントサスついてちゃんと3枚ギヤついていても5kgフラットとかスゴイのが作れたりもします。そうすると重量差なんかないですね。うちのロードバイクは未だに9kg台ですし。
こう考えてくると、タイヤ幅の制限をなくしてしまうと、カテゴリが分かれている意味はないですね。今回は最終的に制限を取っ払いました、だからしょうがないですし、クラスが多くて表彰が多い方が大会も盛り上がるし都合がいいでしょうからそのままなんでしょうけども。
もしかすると来年からはバイクの種類不問でエキスパート/ノーマル/ビギナー とかになるんじゃないかな、と思います。
うちのバイクは1.0インチスリックにしてXTRのスプロケ/RDなんかつけちゃったりしてペダルもM965だしハブはダストシール外して抵抗減らしていきますが、それでもまあちょっと軽いロードには勝てませんね。
これ以上やるとなるとアウターギヤ外してスプロケのトップ側3枚くらい外して、スポーク減らしたホイール作ってチューブレス化してハンドル短くしてステムも短くしちゃったり穴開けたりしてトップキャップも外してステ管蜂の巣加工してフロントブレーキは外してしまったりチェーンは中空ピンのにしたりワイヤー類はザイロンにしてボルトは全部ジュラルミンにしたりリベット打ちで留めたりシート外しちゃったりして。
こんだけやってもいいとこ1kg軽くなるかどうかですねー。しないけど(笑)。
DASTYからは少なくとも4人はMTBクラスなので、どんなバイク作ってくるか楽しみです。