2011/9/23

ジャコも還暦  音楽

還暦という年齢も昔と今とではずいぶんと印象がかわりましたね。

平均寿命が60代もいくかいかないか、という時代であれば60年といのはひとつの到達点のようなものだったはず。
しかし今は80代をゆうにこえ、定年も65歳、年金支給も70代から、という状況で「還暦のお祝い」などというものも違和感のある催しになりつつ、というかなってしまっているのではないでしょうか。悠々自適とはいかないもんね。

さて、生きていればこの9月で還暦を迎えていたのが天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスです。彼の誕生日に日本限定で発売されたボックスセット。

ジャコ・パストリアス 60th アニバーサリー・コレクション (紙ジャケットBOXセット、ベース・フィギュア付き)

クリックすると元のサイズで表示します

このセットのポイントはジャコのジャズベのフィギュアももちろんそうですが、彼のソロパートのみをピーター・アースキンが所蔵していた音源から抜き出した未発表集でしょう。

絶頂期の彼のソロパート、ベースのソロとは思えないバラエティに富んだ演奏が収録されています。クラシックからロック、R&B、ジャズと幅広い音楽を吸収してきた彼ならでは、造詣と技術に裏付けられているベースソロ。

最後となった来日公演のとき、かなりおかしくなっていたジャコは、その後自分自身がベーシストとして上り詰めた頂点からさらに窮めようというマエストロなりの苦労と、私生活のごたごた、ジャコという実像と虚像に押しつぶされていったように思います。

27クラブにははいらなかったものの、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリン、ブライアン・ジョーンズ等等、皆同様に心のバランスを崩していくのは共通項があるような。

日本にはウェザー・リポート時代から通算4回の来日を果たしたジャコですが、そのうち2度ライブを経験できたのは、全盛期を実体験してきた年代ならではかもしれません。
今は彼のこうしたソロ作、ウェザーリポート、その他セッションの数々から過去をたどるしかないわけですものね。

彼の死から24年、60歳をもし生きて迎えていたら、というのは27クラブのメンバーいずれも共通した「もしも」ってことですもんね。かなわないからこそ、作品とともに彼の人生に輝きを与えているということもありますものねえ。

ワード・オブ・マウスのビッグ・バンドをあらためて聴き、目の前で超絶プレーを繰り広げたジャコをみた感動がまた蘇ってきますね。



最後の来日公演


0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ