2011/5/14

お買い得なS&G完全版  音楽

中学生になったころ(1972年)にはすでにビートルズも解散し、ジミもジャニスもジム・モリソンも死んじゃって、フラワームーブメントも下火になり、学生運動も限界がみえ始めました。

サイモン&ガーファンクル(以下、S&G)も同じくすでに解散状態でしたが、最後のアルバム「明日にかける橋」が依然としてヒットチャートにノミネートされていたのを覚えています。

当時、学校(3つめの中学だけど)はエレキギターに対する偏見がまだ根強く、学校でそうした音楽を演奏することはもちろん、学校内の放送ではビートルズすら制限されていたような変な学校でした。

しかしさS&Gだけは別扱いだったようで、昼の校内放送で彼らの音楽を聴く機会は何度かあったと思います。
なぜなら彼らは「アコースティック」だと思われていたのでしょう。

そう、確かにデビュー盤はまったく60年代のフォークムーブメントの延長にあるフォークデュオ。
しかし亜流のような印象がぬぐえない初心さが災いしてか、泣かず飛ばずだったデビュー盤に失意したポールがイギリスに自分探しの旅をしているときに、奇跡がおきてしまったのですね。

フルアコースティックバージョンだった1枚目の挿入曲「サウンド・オブ・サイレンス」をプロデューサーが勝手にエレクトリックアレンジを施し、大ヒットしてしまう。

ここから彼らの人生のネジが狂ってしまった、というか表舞台に一気に上ることとなり、バンドサウンドやストリングスなど、お金をかけるレコーディングが彼らの音楽性の成長とともに、見事な開花をみせることとなったという。

コロンビアでの作品も時代(といっても数年あまりのこと)とともに曲想やメロディ、歌詞などに深みをまし、最高傑作ともいわれる最後の作品「明日にかける橋」でもって二人の仲は嫌悪なまま解散してしまったのですね。

今までに何度もリユニオンツアーをやっている二人ですが、本当のところどこまで仲がいいのかわかりませんね。
多分にわがままなアート・ガーファンクルのためにやっているような?っていうとファンは怒るかもしれませんね。ただの憶測です。

ポールのアーティストとしての世界は、S&G解散後に一気に花開きましたしね。
ソロ作のどれをとっても実に個性的だし、批判が多いもののアフリカ、南アメリカなどの民族音楽、大衆音楽をうまく取り入れたり、現地のミュージシャンの起用や、ご存知リチャード・ティーやスティーブ・ガッドらスタッフの面々とのコラボなど、一歩も二歩も先をいく音楽を作り続けているポールは、やっぱりすごいと思う。

最新作も期待以上の仕上がりのようです。
試聴盤を聞く限り、年齢を感じさせない今のポールの世界が出来上がっているように思います。

アナログしかもっていなかったアルバムですが、彼らの全作品5枚組+ボーナストラック+オリジナルライナーノーツ+写真がはいってアマゾンでチェックしたら、マーケットで送料入れて2000円ちょっとで買えました。

一枚ごとにオリジナルじゃなくちゃ、ってこだわらないなら、短い活動期間の彼らの全貌をしるにはもってこいでしょう。

Columbia Studio Recordings 1964-74

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