2010/10/11

ソロギター JAZZ編 長い。  音楽

ギターソロ JAZZ編 あたりまえのように長いソロ

ギターソロ名演集。JAZZ編
ジャズギター弾き始めたころ、影響をうけたギターソロの数々。
ジャズはインプロビゼイションが主だから、必然的にソロは長い。
1コーラスで終わり、っていうのは歌伴くらいなもんです。

初めて買ったジャズギタリストのLPというとこれ↓

Joe PassがDjangoのレパートリーを中心に彼に捧げたアルバム"For Django"

タイトル曲の見事なソロワーク。これがジャズギターっていうくらいのお手本的ソロ。
部分転調の激しいコード展開に、ぴったーりとはまる演奏テクニック、フレージングはさすがJoe Pass様。



そしてやはりWes Montgomery。
圧倒されたのは誰もが彼のベストライブのひとつとしてあげる"Smokin at the Half Note"での名演。
なかでもNo Bluesのソロは圧巻のひとことでした。
途中、バックのウィントン・ケリーが手を休めてあんぐりWesのソロに聞き入っているような。
譜面も読めず、理論も知らないWesはまさに「天然」と「天才」の成せる技。
見習ってもこればかりはどうしようもない。


学生時代、そのWesに影響をうけたPat Martinoも熱をいれた一人。
当時は彼は脳の病気でほぼ引退状態で、新作は発表されないまま10年以上がたち、90年代にはいってようやく本格的に復活し元気に演奏を続けています。
その今も時々レパートリーに入れているのが、この「Live」で演奏されているスタンダードの"Sunny"。
空間恐怖症か、というくらいに音で埋めまくる彼のソロの盛り上がりは必ずといっていいほど16分3連フレーズなどで連続させる山をもっていきます。
アクセントの位置が拍ごとにずれてくるスリリングさと、ある種のカタルシスを覚えるようなトランス感覚的的要素が加わるのです。

Pat Martino "Sunny"


今はその変態度、クネクネ感のピークを迎えつつあるJohn Scofieldですが、彼がまだEnjaレーベルでアルバムを発表していたころは多少大人しかったです。
でも、その片鱗は十分に現れていて、このライブでその真骨頂を発揮しているのが"Softly As in a Morining Sunrise"でしょう。
この歌もののメロのフェイクはまだおとなしいほうですが、ソロにはいるやいなや、ターンアラウンドのところから変態っぽさ全開。あれはD♭のペンタかなんかだったかな?ソロの盛り上げのところではCmのトーナリティのところにいきなり経過音じゃないM3度ぶつけてくるわのし放題。
当時のジャズ喫茶でもこのアルバムのリクエストは多かったし、ギタリスト達にも注目される存在になってました。
残念ながらこのアルバムは国内では廃盤状態みたいね。


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その変態度の先輩格ともいえるのがJohn Abercrombie。
Pat Methenyより一足先の空間系ギタリストといえるかもしれません。
初めて買った彼のLPは日本で制作された「Direct Flight」というレコードで、これは全編スタンダードを彼のトリオ(George Mraz, Peter Donald)で、ほなちょっとやりましょか、という感覚で短期間に制作されたもの。
のわりに完成度も高く、なかでもB面のThere is no greater loveにいたっては最後までいったい何の曲かわからんかったもんねぇ。
コード進行の解釈といい、ソロの構築といい、斬新だったスタンダード集。
こちらも未CD化かな?

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さてその空間系の代表、Pat Metheny、ちょうどECMから発表した「サンロレンツォ」が大ヒットしたころ。
当然、私達アマチュアギタリスト達もその洗礼にあい、やたらギターアンプを無理やり2台使ったり、安いアナログディレイでそれっぽくしたりと苦労したもんです。
でも彼の使っている機材は学生分際で買える代物ではなかったからねぇ。
Jazz Lifeとかに「これがパットメセニーのセッティングだ」みたいな記事があったんだけど、そういわれても「はいそうですか」としかいいようがないわ。
彼の本作に、以前バンドを組んでいたJacoに捧げる曲があったんです。
JacoもWeather Reportを去ってソロ活動を始めたころで、二人ともいい友達でありライバル。
Joniの作品など、いろんなところで共演している姿をみたのに、今となってはJacoがいない寂しさよ。
R.I.P Jaco



大学にはいりたてのころ、ソロデビュー作で一気に人気沸騰したもう一人がLarry Carlton。
Room 335というヒット曲はラジオ、ジャズ喫茶などなど毎日のように聞こえてきたもんです。
Larryがうちの大学の学祭でライブをやるというので、観にいったですよ。
今はなき駿河台の講堂で、間近で見られてのはやっぱり「東京だな」と思いました。北海道の大学でそんなのみられないもんね。



もうひとつ忘れてはならないのがJim Hallの "Concierto De Aranjuez"
CTIらしい仕上がりで、Jimのギターをジャズ畑から少しポピュラーにしようという意図があったんだろうけど、この演奏メンバーのなかでもユニークだったのはSteve Gaddの起用だったと思う。
Gaddファンには申し訳ないけど、このLPのYou'd Be So Nice To Come Home Toは彼のドラムの違和感が面白かった。やっぱりミスマッチじゃない?
Jim Hall 始め、他のストレートアヘッドなジャズミュージシャンとどうして組ませようとプロデューサーは思ったんでしょう?
Chetは結構フュージョンっぽいレコードも作っていたから、彼の線?CTIの方針?





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2010/10/13  13:21

投稿者:へびG

>ezalibethさん
ありきたりのポップスなのに、この緊張感、このワイルドさはいいでしょう?
僕もライブ盤を買うとき「へぇ、サニーなんてねえ」と思って聞いたら、これでしたから。
もともとロック少年だったわけなので、こういうぐいぐいやってくる演奏にはつい感情移入しちゃうんですよ。

2010/10/13  10:59

投稿者:ezalibeth

すごい!こんな凄いSunnyを聞いたの初めてだ!
 こんなSunnyもあったのか〜
 思わず踊りながら家事をしてしまいました。

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