個人的な思い込みナンデスガ キャトルのGTLの顔って
レッサーパンダっぽいな と思うんです
写真は何年か前のFBM
宿まで昼食御馳走なりにいって会場まで戻ってきた画です
フル乗車ですので、だいぶ車高が低いですな
ますますパンダっぽい(グリルから受ける印象も垂れ目だし)
こんな顔の車が坂の上から下ってくる
次から次へと下ってくる、もっとイイ顔の車も下ってくる
これがFBM会場での楽しみのひとつでもあります
旧車イベントいくつも参加してますが
基本的に参加車両が会場内をウロウロ動いてるイベントってのは
通常有り得ないですよね、基本は定位置に展示なわけですから
タイムラリー的なイベントなら確かに動きはしますが
ラリーなわけですから会場からいなくなっちゃいます
少なくともランダムに次から次へと会場をウロツク車がやってくる
ってのは普通のイベントではありえないことです
FBMって
メイングランドで参加してても途中で帰っちゃったり
どこか遊びに行って、また戻ってきたり
お昼が近づくと宿まで昼食を食べにメイングランドの車がゾロゾロと
会場を出ていくってのは、やっぱり特異なことだよなぁ
と思うんです
どの車もじっとしてなくて
メイングランドの外周路には常に車が走ってる
あの光景が あの雰囲気が好きなんです
特別な車だけがメイン会場にズラリと並び
周辺の駐車場には最新型の凡庸なドメスティック車が並ぶ
という光景が旧車イベントの常だとすれば(しかも例年その傾向は強まる)
FBMだと、メイングランドも周りの車もみんなフランス車
あるいは、ちょっとひとひねりある粋な欧州車
米国車フランスへの輸出歴のある国産車(米国車といえば
65年のムスタング乗ってくる方がいましたが、わかってるなぁ)
こんなイベントほかにあるだろうかね
商業化だなんだととやかくいわれますが
どんな形になろうがこんな車たちで埋め尽くされてれば
それだけで満足で参加する甲斐もあります
そして、宿泊参加者ならではのお楽しみ
日が暮れてから、ペンション街までの道すがら
すれ違う車がみんなフランス車、そしてイエローバルブ
特に夜霧なんて出てると もう最高です
嬉しすぎて動揺して坂の途中でエンストしてしまいそうになります
こっちもイエローバルブ、向こうもイエローバルブ
こっちがR4、向こうが2cv、こっちも向こうもR4
こっちがR4、向こうがBX、こっちがR4、向こうがGS(時代考証が重要)
だったりしたら、もうね またすれ違いたくて
もうひと往復したりして、ついでにペンション街グルグル廻ったりして
でも今年はカングーなので それだけが残念
だったらカングーもイエローバルブに
いやそれは絶対しません
個人的意見言わせてもらえば
EU統合後のフランス車はイエローバルブ化反対です
似合うとも思わないし、だいいち現地がそうでは無い
シトロエンならXM&BX&AXまで
プジョーなら・・5まで
ルノーなら数字まで
だと思います
これ以降のフランス車をイエローバルブにされても
好きな者としては ちょっと違和感すら感じるというか
霧の中ですれ違っても BXのような GSのような 2cvのような
あの嬉しさは 感じないんだよなぁ
表面的なモノマネでは無く
現地における使われ方を解釈した上で、さらに日本的解釈を加え
日本の風景の中に在っても違和感無く、日本で使われてるその姿に
さらに魅力が増すような、そんなフランス車の楽しみ方を実践する場
だと思うんです
フランス疑似体験の場ではありますが
フランスのエッセンスを加えて、日本の風景をより魅力的なものにする
実験的コラボレーションイベントだと、やっとなんかわかってきた最近です
フランスに思いを馳せるだけじゃなく
日本の風景をより良いものにするための集まり
という解釈で いいんですよね
しかし それにしても 日本車がズラリと並んだあの会場って
想像すると、全然魅力に乏しいんですが‥
日本の車は風景を台無しにするデザインだ とはいい過ぎですが
日本製の車なのに 日本の風景が似合わない(コンビニには似合うけど)
これってまったくもって 皮肉な話だなぁ と思う芸術の秋です

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