業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その585 懐かしき思い出よ編

2012/11/12 | 投稿者: hal

ブルーグラスミュージックの雄レスター・フラット(元アール・スクラッグズと共にFoggy Mountain Boysのリーダー) の曲に、「Cabin On The Hill」という名曲がある。 私は長い間フラットの自作だとばかり思っていたが、別人の作らしい。 作者名「De Voll」とあり、「匿名」と言うことらしいが、正体は不明。


Cabin On The Hill

There's a happy childhood home in my memory I can see
Standing out upon the hill 'neath the shadow of the tree
If I only had my way it would give my heart a thrill
Just to simply wander back to the cabin on the hill.
(中略)
But the saddest of it all I can never more return
To that happy childhood home matters not how much I yearn

というような歌詞であり、ブルーグラスミュージックによくある少年時代への郷愁に溢れる内容である。

幸せな少年時代の思い出よ
岡の上の木陰にたたずみ
心のときめきを聞く
嗚呼 あの頃に戻りたい 丘の上の我が家へと

しかし哀しきかな
あの幸せな少年時代には戻るすべもない

というような意味だろう。 哀しきかな、人は一度老いれば二度と少年には戻れないのだ。


私にも思い出がある。 楽しいものも哀しいものもある。 その中の一つは小学校時代の先生である。

5.6年生の担任だった大島先生という若い女性の先生の思い出である。 大学を卒業後直ぐ先生になったそうなので、当時は22.3だったのだろう。 ふっくらと小太りで美人とは言えないが、とにかく優しい愛情の深い先生だった。

いつも子供のことを第一に考え、愛し慈しんでくださった。 大島先生とよく相撲をとったのも懐かしい思い出である。 ふっくらとした胸元に顔を埋めると、不覚にも*起しそうになったこともある。(´?ω?`)

もう一人は1.2年生の時の鈴木先生である。 昭和25.6年頃だったとおもうが、こちらは特攻隊帰りという勇ましい経歴の先生だが、おっかない先生でもあった。 悪ガキ(私のことじゃ)が悪さをすると、拳固でごちんとやられた。

今だとやれ「体罰だ」、それ「虐待だ」とうるさいが、当時の私たち悪童連は誰一人鈴木先生を悪くいうものはなかった。 それどころかみんな鈴木先生が大好きだったのだ。 ごちんとやられるのはそれなりの理由があってのことで、何もしないのにやられることは絶対にないことを、みんな知っていたからだ。

それに鈴木先生は当時としては珍しく、ピアノが弾けた。 子供たちにせがまれてピアノに向かい曲(なんの曲かは忘れてしもた)を弾いてくれた。 これも懐かしい思い出である。

一体に学校の先生は、昔の方が良い先生が多かったのではないか。 教育方法とか教育技術などはさておいて、少なくとも子供に対する愛情については、昔の先生の方がよほど純粋に子供たちを愛していたと思う。


こうやって昔のことを思い出していると、ニコライ堂の鐘の音が聞こえてくるような気がする。 

当時昭和20年代の終わり頃は、本郷近辺には図書館がなく(あったのだが戦災で焼けてしまって未だ再建されていなかった)、本好きの私ははるばる神田の図書館まででばっていた。

私の家はお茶の水駅からだらだらと坂を登った所にあり、駅迄は大人の足で10分程だが、そこから図書館(今のYMCAの近くか?)迄更に10分程かかった。 子供だと片道30分以上かかったのではないか。

その頃から読書好きだった私は、シートンの動物記とかファーブルの昆虫記、或いはドリトル先生シリーズなどを借りるため、とことこと神田の図書館まで通ったのだ。
司書のお姉さんも優しい人で、通常貸し出しは1度に2冊迄という規則があったのだが、3冊差し出すと「いいわよ」と許可してくれた。

小学校を終えてから神田の図書館へ行き、本を選んで出る頃になると既に夕暮れである。 赤く染まった夕空にニコライ堂の鐘の音が響きわたり、暗くなる前に家に帰ろうと足を速めるのだった。


忘れていた思い出も、何かの折にふと脳裏に蘇る。 60年も前のことなのに、鮮明なイメージが頭の中の忘れられたひだからわき上がってくるのである。 今回のお話しはその中の一つである。

ガラにもなくおセンチな(笑)
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