業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その561 驕れるマスコミ編

2012/9/21 | 投稿者: Hal

新聞やTVなどを見ていて、時に生理的な不快感を覚えるCMがある。 東京新聞に時折掲載される口臭用の健康薬品(食品?)などが典型的な例だ。

トップにデカデカと歯をむき出した口の写真があり、これを見ているだけで生理的に不快な印象を受ける人が多いのではないか。 その下にはこれもデカデカと「思わず顔を背ける・・・」という文字が踊る。 思わず顔を背けるのは、読んでいるこちらの方である。

この種の口臭・体臭用の薬や食品の広告では、宣伝効果を狙う余り過剰に口臭や体臭を意識させる表現が多いようだ。

元々人間(人間だけではなく生物全てが)に口臭や体臭はつきものであり、これらが全くない人間などいない。 もしそんな人間がいたら、かなり異常な人であろう。

病的なものは別にして多少の臭いならあって当然、特に気にする必要もないし、エチケットに反することもないと思う。

ところが商人にとってそれでは商売にならない。 で、これでもかこれでもかとそれらを意識させるような広告を打つ。 アホな消費者はそれに踊らされ、特に体臭・口臭がひどいわけでもないのに、過剰に気にしてそれらの商品を購入する。

商品を販売する方は勿論だが、公器と称しながらそれを掲載する新聞にしても、随分と阿漕ではないか。  

もう一つ、東京新聞の場合だが、ネットからの投稿欄には、ハンドルやメアドだけではなく、住所氏名職業年齢電話番号まで記載を要求される。 ここまで詳細な個人情報が何故必要なのか? 連絡が取れる内容であればそれだけで良いと思うのだが、もしこれらの情報が漏洩したら、どのように責任を取るつもりなのだろうか?
 
笑止なのはこれらの個人情報には全て「必須」の赤マークがついているが、肝心かなめの「発言(360文字以内) 」には「必須」マークがついていないのだ。 個人情報さえあれば投稿内容そのものは不要ということらしい。


どくとるマンボウ北杜夫氏が朝日新聞だかのインタビューを受けた時の話しである。 数人の記者がやってきたが、その中の年配の男が記者達からは「先生」と呼ばれていた。 その男はマンボウ氏が何か話すと、「それは**ですね」と北さんの意志には全くそぐわない内容にすりかえる。 

で北さんが「いや、そうではなく**だ」と訂正しても、「ああ、じゃ**なんですね」とこれまた別の内容(自分達に都合のよい)にすりかえてしまう。 そのようなやり取りに終始していたそうだ。

そして掲載された記事では、マンボウ氏の話した内容とはまるで異なる内容になっていたそうである。 他にもこれに似た例を幾つも読んだ記憶がある。 

例えば、前段で何かの意見を提起し、後段でそれを否定するという論法で話した内容が、前段だけ掲載されて後段は無視され、結果としてその件に賛成というような書き方をされた、というような例があった。

マスコミ側の主張は、全てを掲載するには長すぎるのでこちらで要約した、というのものだが、全体の内容からは全く逸脱或いは逆になっているのは、要約とは言えない。

北杜夫氏等の知名人なら、そのことをエッセイなどに書いて世に訴えることもできるが、無名の市井の人ではそれすらできない。 自分の話した内容とは全く異なることを自分の意見として書かれても、結局は泣き寝入りということになってしまう。 このような例は私が知る限りでも多数あった。

よくある話しといえばそれまでだが、これがマスコミの驕りでなくてなんなのだろうか。


朝日新聞や東京新聞に限らずマスコミ特に新聞や週刊誌は、他者を攻撃非難することには熱心だが、自分自身に対する反省や自照はあまりしないのが常のようだ。 役人などと同じく、これが権力を持つものの驕りということだろう。

自分の書いたものが世に強い影響力を持つ。 これは巨大な権力であり、それを行使することには麻薬的な快感があるだろう。 それに対しての内省と抑制がなければ、官僚や政治家と変わらない。

そのような点では、いくら弱者の味方をよそおってもマスコミは典型的権力亡者なのだ。
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