業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その511 おもしろおっかないお話し編

2012/6/1 | 投稿者: Hal

「とある昆虫研究者のメモ」(ghop.exblog.jp) というブログで、大変面白いというかおっかないお話しを読んだ。

セナガアナバチという狩蜂の一種は、ゴキブリが大好物。 それはまだよいのだが、その狩りの有様が非常に面白くおっかない。

まずこのハチはゴキブリを見つけると、「外科手術」を、それも2回施す。 まず最初のオペは胸部神経節で、ゴキは一時的な麻痺状態に陥る。 いわば麻酔ですな。

そうやって相手の動きを止めておいて、次に首から針を刺し、ずぃーっずぃーっと奥の奥まで差し込み、脳に達すると・・・

殻のすき間から脳の中へ、針を直接射し込みます。針の横に沿って備わっている感覚で、蜂は針を脳へと導くようです。外科医が腹腔鏡を使って盲腸を探り当てるのに少し似ているかもしれません。更に蜂は、ゴキブリの逃走神経を操れる、脳の中の特定のスポットを探り当てます。そして、逃走本能が無くなってしまう効果のある毒を、注入します。

とのこと。 これが第2のオペ。 この段階で最初の麻酔はとけてゴキブリは歩けるようになっている。

そこでハチはおもむろにゴキブリの触覚を引いて歩行を促し、自分の巣へ導く。 そこでゴキブリの腹に卵を生み付ける。 もちろんゴキブリはなんの抵抗もしない。 そして巣の入口を小石で蓋をした後、新たな獲物を探しに行く。

やがて卵から孵った幼虫は、ゴキブリの体液を吸い、更には腹を食い破って体内へ入って行く。 そしてむしゃらむしゃらとゴキブリの内臓をむさぼり喰うのだ。 4週間程たつと幼虫は成虫になり、腹を食い破って外界に出て来る。 

その頃にはゴキブリは全ての内臓をハチの幼虫に食い尽くされて、静かに?息絶える。

とまあ、およそこんなもんです。 


そこであなた、ちょっとの間、「外科手術」されるゴキさんの身になってみてくんなまし。

いきなりハチにとっ捕まって麻酔をされる。 ぶっといのがすぶりと胸に刺さり、麻酔薬が注入される。 

「ううっ! 脚が・・・ 脚が動かない」

麻酔が効いていれば痛くはないがその後が怖い。 

動けなくなった自分の首筋に長いなが〜い針が刺され、それが次第に脳の奥へとずるーりずるーりと達して行く。 そして脳の奥でなにやら探すみたいにあちこちを探っている。(実際には脳には感覚がないから針が動いているのはわからないかも) その内針の動きが止まる。

やがて針は引き抜かれるが、その時には敵から逃げようとする気がなくなっている。 

「あァ オレどうしちゃったの・・・」
「はあ・・・ ハチがいるな」
「はちな? 何が起こったのだろう?」

ハチは君の手を引いて導く。 逃走本能がなくなっている君は、導かれるままにハチについて行く。 ついた所はハチの巣(巣といっても地面の中)。 そこでハチは君の腹に卵を産み付ける。

「卵ねえ・・・ なんでオレの腹に産み付けるの?」

既に親ハチは出て行っているが、脳に毒物を注入された君は、逃げるということを考えつけない。

やがて卵が孵り幼虫が出てくる。 そして君の腹をおもむろに食い破り始める。 

「腹? はらはら ハラハラ ?」 

この段階でも君は逃げるという手段を思いつけないのだ。 やがて幼虫は君の肝臓を食い始める。

「肝臓喰ってはあかんぞう」

なんちっても幼虫はやめてくれない。 次は腎臓を食い始める。

「いかんぜな 腎臓は無尽蔵にはないでぇ」

無尽蔵でない腎臓は食い尽くされて、次は小腸と大腸と盲腸・・・

「小腸はオレの象徴、やめてくれい 大腸まで啖われてはもうちょうがない」

この段階で君の腹部はほとんどカラッポ、それでも幼虫は腹から頭へと食い進む。
喉の奥を気味悪いものが這い進み、鼻の奥から脳へと進んで行く。

「わ〜っ 脳はやめてくれい! 脳がなけりゃhalみたいな能なしになるぅっ!」

それでも幼虫は食い進んで、やがて君の脳に達し・・・

とまあ、こんなことを想像してみておくれ。 楽しい想像になることは私が保証する。 身体は動くが自分の意志では動けず、じわりじわりとムシに内蔵を啖われて行く恐怖、一度は味わってみたいでせう?


尚、この研究をした学者さんは、ハチにC14(年代測定などに使われる放射性同位元素ですな)でマーキングしたそうだ。 それで毒液の流れを追うと脳に直接毒物が注入されることがわかった。

針を走査電子顕微鏡で観察すると感覚子様の構造物が毒針にあることを発見。 更に手術でゴキブリの脳を摘出し(ようそんな器用なことができますなぁ・・・)、その能なしhal脳なしゴキさんをハチに狩らせてみると、脳の目的の場所へ達するのが通常のゴキよりかなり長くかかるという。 この結果、針についた感覚子で脳への到達を確認しているという説が有力になったそうだ。

不思議なのは、ゴキブリは何故この毒により自発的行動ができなくなるのか、という点だ。 これについては、頭部の麻痺によって胸部の同ニューロンが抑制されることで自発的な運動が阻害されるのではないかと考えられている。

それにしても、なんという自然の驚異! これが単に突然変異による進化によるものなのか? あまりにも恣意的な突然変異と進化ではないか。 私にはまるで魔法のように思える。 それもやたらおっかない魔法・・・
0



コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ