S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 3785 ミッシングパーツ

2020/5/16 | 投稿者: Hal


ミッシングパーツその6

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カセットテープの謎解きをしている所からである。

■第1話 鳴らないオルゴール 第6日 続き

その時、和江の部屋を調べていた京香の叫び声が聞こえて来た。

和江の部屋で和江が死んでいたのだ。

死因は胸の刺し傷らしく、大量に出血していたが、どう言うわけか青いシーツで半身を覆われていた。

顔は何かに驚いたように目を見はったままだ。

京香に氷室への連絡を依頼しておいて、恭介と浩司は潤の捜索に戻った。

どの部屋にも潤は見あたらないが、離れに行ってみるとボイスレコーダーがあったので、再生してみた。

一番新しいデータには、充の声で「潤!!」と叫んでいる。

続けて潤の声で「どうしたの充さん・・・ きゃあ!」

どうやら充が潤を無理やりに連れて行ったらしい。

ここで探すべき場所の三択となる。

駅、病院、廃工場だが、これは当然「ひみつきち」のある廃工場だろう。

しかし、走ったためか浩司の傷口が開き、出血し始めた。

駆けつけた京香に病院への搬送と警察への連絡を頼み、恭介は単身廃工場に乗り込んだ。

中には潤のものらしき靴と、充の包帯止めが落ちていて、何かをひきづったような跡もある。

そして充と潤がいた。

潤は気を失っているが、命に別状はないようだ。

充は恭介と浩司が話していたのを聞き、好きだったのに兄妹だったなんてと、嗚咽を漏らす。

説得を試みると、あんただけ逃げろと言うのだが、エエカッコしの恭介は「俺は残るから潤を先に出せ」なとどカッコつけるのだ。

はぁ・・・ と白けるプレイヤー。

FOG+システムプリズマのゲームには、この手のカッコつけと主人公のくさいセリフが多く、白けるのである。

風雨来記がその好例である。

恭介が潤を抱いて外に出ると同時に、廃工場が燃え上がった。

充は灯油を撒いていたのである。

病院に運ばれた二人の所に、駆けつけた氷室と田所が現れた。

そして田所は驚くべきことを言いだした。

充は剛三の息子ではないと言うのだ。

充は和江と不倫の男との間にできた子どもなのである。

それだけではない。

良一も剛三の真の息子ではなく、真の息子は死産だった!

そして、同じ日に生まれた子供を買い取り、息子としたのである。

その父親の名は・・・

中山兼彦。

結局剛三の真の子どもは、潤だけだったのである。

しかし、和江の死因は刺し傷なのだが、頭の傷はその前のものである。

となると、実際に和江を殺したのは充ではないということになる。

良一殺しも充ではない。

まだ事件は終わっていないのだ。

■第1話 鳴らないオルゴール 第7日

恭介と京香は、事務所でこれまでの事件を総括してみた。

その結果わかったのは、全ての事件を同一の人物が行うことは不可能、ということだった。

二人は木原邸に向かった。

木原邸では、氷室が一人警護にあたっていたので、断ってから良一の部屋を調べた。

室内用冷蔵庫には氷が入っている・・・

確か、良一は由樹に「氷がないから持ってこい!」と怒鳴っていた。

年のため氷室に確認すると、冷蔵庫などは全くいじっていないそうだ。

ここで良一殺しの犯人推理となる。

田所と由樹の2択である。

由樹をせたすると氷室は、冷蔵庫には本人と由樹以外の指紋はなかったとのことだ。

酒に酔った良一は、由樹に挑みかかり、もみ合う際に刃物が良一の胸に刺さってしまったと、由樹は泣きながら話した。

田所もそれを裏打ちしたのだ。

話に不自然な所が多いのは、探偵ものの常であり、それを一々否定していたら、ポアロもクイーンも存在できなくなる。

では真犯人は?

江碕である。

しかし動機がない・・・

良一の死が発端だとすれば、その母親が江崎と考えれば、病院の潤が危うい。

病院では江碕が潤に銃を向けていた。

出来が悪いとは言え、母親にとってはかわいい息子、木原家の人間は皆殺すと言うのだ。

そして恭介の必死の説得にも関わらず、その銃口は潤に向けられた。

銃声一発。

倒れたのは江崎だった。

恭介の視線の先には、森川が銃を擬していたのだ。

最後に残ったのは、あの音楽の謎である。

潤は「明日(あす)」ではなく、ASと読んだらと言う。

ドイツ語の音階で「アー エス」と発音し、ドレミではラのフラットにあたる。

つまりそこから読み始めるのである。

それは「UEKI NISI」となる。

植木があるのは書斎である。

西側の作り付けの植木を掘っていくと、壁につなぎ目が表れた。

開けられるようになっていたのだ。

中にはノートが数冊・・・

それは木原グループの裏帳簿だった。

そしてもう一つ、小さな金属の棒も入っていたのである。

浩司はそれを公表し、会社には辞表を出して、自身は留学に出かける潤の付き添いとして同行することにしたのだ。

二人が海外に旅立つ日、恭介は見送りに行った。

そして餞別にとオルゴールを手渡した。

鳴らないオルゴールは美しい音色で鳴り出した。

あの西の植木で発見した金属の棒こそ、このオルゴールの部品だったのである・・・

潤はオルゴールを抱きしめて、呟く。

ありがとう、お父様・・・

第1話「鳴らないオルゴール」はこれにて完了である。

■第2話「赤いカメオ」 第1日

木原家の事件から1ヶ月後、ろくに仕事もない退屈な、よく言えば平穏な日々が続いていた。

事務所に行く途中、とんでもなく要領の悪い子に出くわした。

買い物袋の底が抜けて、品物を路上にぶちまけてしまったのだ。

それはしょうがないとしても、その品物を拾っては底の抜けた袋に詰め込むのである。

当然品物は袋と生き別れ、元の路上に帰ってしまう。

呆れてみていた恭介は、見かねて自分の上着を袋代わりに詰め込み、事務所で代わりの袋を貰うことにした。

事務所にはマスターが来ていて、なんと仕事の依頼だそうだ。

唯というトンマ要領不全症少女に、詰め替えた袋を渡すと、嬉しそうに礼を言って唯は出て行った。


ミッシングパーツその7へ続く

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