業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その136 マスターアップ再び編
2010/2/20 | 投稿者: Hal
PUSH!!さんの企画でちょっとおもろいアンケートがあった。 「MasterUp」について、クリエーターや経営者の意見や体験談、更には裏話をいただきたいというものである。
詳しくは、PUSH!! 2/20発売号をどうぞ!
アンケートの項目は以下のようなものだ。
01 マスターアップ期間ってなにをする期間なの?
02 マスターアップ期間ってどのくらいの期間かかるの?
03 我が社の「マスターアップ必需品」
04 ハレの場だからこそ起こる、「珍事・惨事」
05 マスターアップ語録
この内、01や02はどこも似たようなものだろうが、03や04は会社によって様々な珍物珍事が出て来ると思われるので、私も是非読んでみたいと期待している。
特に04の「珍事・惨事」は、直接他社さんに聞いた話でも、色々とオモロイ話しがあったので期待大。(笑)
弊社のお答えは以下のようなもの。(PUSH!!さんすみません。 デッドコピーに近いのです。 自分のだからまあいいか(´・ω・)⊃)
01 マスターアップ期間ってなにをする期間なの?
マスターアップ(ロムアップとも言います)の定義にもよるが、仕上がった素材をまとめ、完成品としてのゲームとして完全に動作する環境にし、それをデュプリ用の原盤に仕上げるという作業と考えている。
02 マスターアップ期間ってどのくらいの期間かかるの?
狭義には、集まった素材を取り纏めてプログラムで実際に動作させ、最終的に確認(デバッグ)し、それを原盤に焼く迄の時間とすると、およそ丸1.2日。 広義にはその前のβ版からの動作テストも含めて数日から2週間程度か。 日時は状況にもよりますが、発売のおよそ1ヶ月弱前か。
03 我が社の「マスターアップ必需品」
以下は特殊な装備でなく常備のものでだが、特にマスターアップ期間中はフル稼働する。
ユンケル・登山用マット・寝袋・カップ麺・コーヒー。
04 ハレの場だからこそ起こる、「珍事・惨事」
弊社の場合は、ハレというよりケと言った方が・・・
ゲームブックスタイルの場合、パラグラフの順序をランダムにするために「シャッフル」という作業を行うが、このシャッフル用の配列数が足りないことがマスターアップ中に判明。 深夜(というか早朝に近い時間)担当プログラマ(メインとは異なる人物)をたたき起こして作業をしてもらう、ということもあった。。
翌朝、まず社長(私)が1枚目の原盤を抱えてタクシーでデュプリ業者に飛び、その間に2枚目(予備)を焼いて、その原盤を持って他の社員が業者さんに走る、ということもあった。 2枚目が焼き上がるのを待っていると締切の時間に遅れるからである。
これは札幌のある社長さんの話しだが、原盤を抱いて飛行機で仙台のデュプリ工場まで飛んだ(ロムアップが遅れた為)、という話しも有名。
05 マスターアップ語録
いくら余裕を持ったスケジュールのつもりでいても、マスターアップは必ずドタバタになる。 シュレジンガーのネコより不思議な現象だ。
この種の企画は、これまで個別のインタビューなどではあったが、各社にまとめてというのはあまり聞いたことがない。 メーカーにとっても中々興味深いし、読者さんにも面白いと思っていただけるのではないだろうか。 (と私は思いますが、皆さんいかがですか?)
まずはPUSH!! 2/20発売号をお読み下さいまし。
4
詳しくは、PUSH!! 2/20発売号をどうぞ!
アンケートの項目は以下のようなものだ。
01 マスターアップ期間ってなにをする期間なの?
02 マスターアップ期間ってどのくらいの期間かかるの?
03 我が社の「マスターアップ必需品」
04 ハレの場だからこそ起こる、「珍事・惨事」
05 マスターアップ語録
この内、01や02はどこも似たようなものだろうが、03や04は会社によって様々な珍物珍事が出て来ると思われるので、私も是非読んでみたいと期待している。
特に04の「珍事・惨事」は、直接他社さんに聞いた話でも、色々とオモロイ話しがあったので期待大。(笑)
弊社のお答えは以下のようなもの。(PUSH!!さんすみません。 デッドコピーに近いのです。 自分のだからまあいいか(´・ω・)⊃)
01 マスターアップ期間ってなにをする期間なの?
マスターアップ(ロムアップとも言います)の定義にもよるが、仕上がった素材をまとめ、完成品としてのゲームとして完全に動作する環境にし、それをデュプリ用の原盤に仕上げるという作業と考えている。
02 マスターアップ期間ってどのくらいの期間かかるの?
狭義には、集まった素材を取り纏めてプログラムで実際に動作させ、最終的に確認(デバッグ)し、それを原盤に焼く迄の時間とすると、およそ丸1.2日。 広義にはその前のβ版からの動作テストも含めて数日から2週間程度か。 日時は状況にもよりますが、発売のおよそ1ヶ月弱前か。
03 我が社の「マスターアップ必需品」
以下は特殊な装備でなく常備のものでだが、特にマスターアップ期間中はフル稼働する。
ユンケル・登山用マット・寝袋・カップ麺・コーヒー。
04 ハレの場だからこそ起こる、「珍事・惨事」
弊社の場合は、ハレというよりケと言った方が・・・
ゲームブックスタイルの場合、パラグラフの順序をランダムにするために「シャッフル」という作業を行うが、このシャッフル用の配列数が足りないことがマスターアップ中に判明。 深夜(というか早朝に近い時間)担当プログラマ(メインとは異なる人物)をたたき起こして作業をしてもらう、ということもあった。。
翌朝、まず社長(私)が1枚目の原盤を抱えてタクシーでデュプリ業者に飛び、その間に2枚目(予備)を焼いて、その原盤を持って他の社員が業者さんに走る、ということもあった。 2枚目が焼き上がるのを待っていると締切の時間に遅れるからである。
これは札幌のある社長さんの話しだが、原盤を抱いて飛行機で仙台のデュプリ工場まで飛んだ(ロムアップが遅れた為)、という話しも有名。
05 マスターアップ語録
いくら余裕を持ったスケジュールのつもりでいても、マスターアップは必ずドタバタになる。 シュレジンガーのネコより不思議な現象だ。
この種の企画は、これまで個別のインタビューなどではあったが、各社にまとめてというのはあまり聞いたことがない。 メーカーにとっても中々興味深いし、読者さんにも面白いと思っていただけるのではないだろうか。 (と私は思いますが、皆さんいかがですか?)
まずはPUSH!! 2/20発売号をお読み下さいまし。
