「肝動脈塞栓術(TAE)でスポンゼルが使えなくなる」
医療ニュース
消化器内科の先生が「スポンゼルが使えなくなる」と言っていました。
薬剤部で確認してみると、製薬会社からそのような情報をもらっていると。
スポンゼルは止血用のゼラチンスポンジです。消化器内科でよく使われていますが、その使用理由は肝動脈塞栓術(TAE)です。
スポンゼルの添付文書の改訂で、血管内で使用すると塞栓が起こるおそれがあるので禁忌になり、塞栓術に使用した結果、組織壊死等があらわれたとの報告がある旨、その他の注意に追加されています。
●アステラス製薬:スポンゼル 使用上の注意改訂のお知らせ
http://med2.astellas.jp/med/jp/emergency/shiyo/0610267f02e21658565/2.pdf
その代わりにTAEに適応の通っている「ジェルパート」を使うようにとのことです。
●薬のことなら薬事日報ウェブサイト - 肝動脈の長期塞栓材「ジェルパート」が保険適用(2006年07月28日)
http://www.yakuji.co.jp/entry859.html
最近、治験にかかりきりになっているので、市販薬の情報に疎くなっています。
・・・(^^;)