予定でびっしりの人は、一体何をやっているのだろう
本当に重要なな仕事を抱えていれば、他の用件はすべて排除する。だから、スケジューリングの最終目的は、「予定表を白くすること」だ。手帳に予定がびっしりつまっているのは、本当に重要な仕事をしていないことの証拠だ。他人に振り回される毎日だから、手帳がいっぱいになるのである。
私の場合、予定表が白い時期は、重要な仕事をしているときだ。そして、予定ががびっしりつまっているのは、重要な仕事を抱えていない時期である。
重要な仕事のために時間を確保するのは、誰にとっても必要なことだ。企画書の作成や試験勉強の場合、スケジューリングの目的は、その期間に予定を入れないように努力し、集中して作業や勉強ができる時間帯をを確保することである。
ただし、現代人が集中した時間帯を確保するのは、容易なことではない。組織に束縛されていないにもかかわらず、私もなかなかできない。毎年必ず確保できるのは、年末年始の2週間だ。このときに行なう仕事を、だいぶ前から用意してある。「2週間何にも邪魔されずにこれだけに集中できる」と考えると、ずっと前の時点からワクワクする。
雑誌などに、「有名人の手帳拝見」といったか企画がある。予定がびっしりの人を見ると、「この人は、集中を要する仕事をしていないのだなあ」と感じる。手帳を予定で埋め尽くしている人は、創造的な仕事とは無縁の人だ。
野口悠紀雄 著:「超」手帳法 より
確かにやることがびっちりと詰まっていると、とても創造的な仕事はできません。
「有能な人にはルーチンの仕事はさせるな」とどこかで読んだ覚えがあります(たぶん本屋さんの立ち読みです)。
でも世の中のサラリーマンの大部分がそうではないでしょうか。
最近、創造的な仕事をしているとは言い難いなあ・・・
野口悠紀雄さんの他の著書もそうなんですけど、この本読むといろいろな発見があります。
とりあえずこの本に触発されてミニノートを買って、気がついたことを書くようにしています。
すぐに影響されやすい性格なので・・・