●エーザイ:「アリセプト」の経皮吸収型テープ製剤に関する共同開発契約を日東電工と締結(2006年5月10日)
http://www.eisai.co.jp/news/news200619.html
アルツハイマー型認知症治療剤のアリセプトのテープ剤が開発されようとしています。
現在、普通の錠剤と口腔崩壊錠の内服薬があります。
錠剤がのめなくなった方に対して、と考えられているのかもしれません。
どれくらいの需要があるのかなあ・・・
経口投与ができなくなった時点で、結構厳しい状況のような気もしますけど。
また錠剤をのませるのは難しくても、家族がこっそりと貼付するのはやりやすいという意図なのかも。
ちょっとうがった見方をすれば、後発メーカー対策とも考えられなくもありません。
まだまだアリセプトは特許切れにはならないでしょうが、剤形を増やすことによって、他の追随を許さなくするという考えなのかも。
全然違うことかもしれませんが、テルモ商品で「ミノフィット注20/40mLシリンジ」というものがあります。
強ミノの注射が予めシリンジに入っているというものです。
職場にパンフレットが置いてあったので、そんなものがあるということを知りました。
エピネフリンやリドカイン、硫酸アトロピンなどのように緊急性のあるものや、高カロリー輸液へのビタミン剤のようにその操作性を簡便にして雑菌のコンタミネーションを少なくするというものは、シリンジに入っていることの有用性があると思いますが・・・
なんでもシリンジに入れればいいというものではないと思うのは私だけでしょうか?
なかなか新薬が開発できないので、苦し紛れに、とも取れなくもありません。
今回のネタは、
薬局のオモテとウラ:アリセプトのテープ剤
から情報を得ました。