厚生労働省は26日、肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)投与による副作用と疑われる症例が、2002年7月の販売開始から今年3月までに1631件報告され、うち死亡が643件と発表した。
昨年1月発表の04年末時点より158件(死亡55件)増えたが、同省安全対策課は「ここ1年程度は報告、死亡ともに、やや減っている。国の安全対策や学会指針が浸透してきたのかもしれない」としている。
報告症例は急性肺障害や間質性肺炎などで、輸入販売元のアストラゼネカ(大阪市)からの報告を基に月別に集計した。
(共同通信) - 4月26日20時49分更新
イレッサの副作用に関してはコメントしにくいのですが・・・
3年9ヶ月で死亡例が643件というのはどうかと思いますが、ここ1年では減ってきているとのことです。
だんだんと注意して使うようになったということでしょうか。
欧米ではイレッサの使用禁止が広がっていますが、日本ではどうなることでしょうか?
●厚生労働省:ゲフィチニブ服用後の急性肺障害・間質性肺炎等に係る副作用報告の報告件数等について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/04/h0426-1.html
アストラゼネカの日本サイト
http://www.astrazeneca.co.jp/
を見てみたら、いまのところ4/24付けで「アジア人患者を対象としたファーストライン治療におけるイレッサ(ゲフィチニブ)の新しい試験の開始を発表」の情報しかありませんでした。
・・・余談ですが、このニュースがYahoo!のトップページに掲載されたので、そのリンクからd-infサイト「他では聞けないくすりのはなし」へのアクセスが若干増えました。