「Facebookで患者さんからの友達リクエスト承認は控えるべき」
医療ニュース
いま流行のFacebook。私もちょこっとかじっています。
そのFacebookについて、日経メディカルオンラインに気になる記事を見つけました。
医師は患者からの「友達リクエスト」の承認は控えるべき
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_116733_164928_7
英医師会(BMA:British Medical Association)が2011年7月14日、医師と医学生のためのソーシャルメディア利用の手引きをウェブサイト上に公開しています。
Using social media: practical and ethical guidance for doctors and medical students - The British Medical Association
http://www.bma.org.uk/press_centre/video_social_media/socialmediaguidance2011.jsp
その中から抜粋します。
●ソーシャルメディアは個人の公的な面と私的な面の境界を曖昧にする
友人と共有しようと思って公開した個人情報が、予想を超えた広範な人々の目に触れ、拡散していく可能性に気付いていない人が少なくない。医師の場合、患者が医師の個人的な情報を知ってしまうと、両者の関係が悪い方向に変化する危険性がある。また、医師の信用を失墜させる書き込みや不適切な写真などが所属医療機関に見付かると、処分の対象になる可能性もある。
ソーシャルメディアの中で、友達とのやりとりを公開してしまい、それを患者である方が見つけると、医師と患者の関係が崩れる可能性があるのかもわかりません。
また、患者さんとソーシャルメディアの中でやりとりするのも、不適切であるのかもわかりません。
●医師と医学生は、Facebookなどにおいて現在の患者または過去の患者から「友達リクエスト」がきても、承認は控えるべき
「友達リクエスト」をしてきた患者には、それが医療従事者にとっては不適切な行為であると説明し、ていねいに断ることを勧める。診療の場以外での患者との関係は、様々な倫理的問題を引き起こす可能性がある。これまで、医師は専門家としてのみ患者に接してきたが、ソーシャルメディアの拡大によって、医師と患者の境界線が失われやすくなっている。
今まででも個人のブログで患者さんの悪口を書いてしまって、問題になっているケースがありました。
この問題は、何も医師や医学生だけではなく、医療従事者一般にも同様のことが言えると思います。
医療従事者は患者さんと診療の場以外で、深い接点を持つと何かと面倒なことが起こることが考えられます。
Facebookは日本国内では比較的新しいソーシャルメディアだと思いますが、使うにはそれなりの知識が必要ですね。