薬剤師2人を書類送検=4倍の薬を調剤―業過致死容疑・警視庁
asahi.com(朝日新聞)2010年8月18日10時6分
東京都足立区で2008年、心臓病などを患っていた男性=当時(82)=が薬を服用後に死亡した事件で、警視庁捜査1課は18日、業務上過失致死容疑で、東京医療第一薬局(同区)の女性薬剤師(37)=埼玉県戸田市=と、男性薬局長(59)=中野区=を書類送検した。
同課によると、2人は容疑を認め、薬剤師は「誤った調剤で事故を起こし、深く反省している」と供述。薬局長は「大丈夫だろうという慣れがあり、担当者任せにした」と話している。
送検容疑は08年8月13日、通院先の病院で血液が固まるのを防ぐ抗凝固剤「ワーファリン」の処方を受けた男性に、誤って4倍の量の薬を調剤し、出血性ショックによる心肺機能不全で死亡させた疑い。
薬剤師は1日当たり1.5ミリグラムとするところ、6ミリグラムを調剤。男性は4週間分を受け取り、26日分を飲んだ。
[時事通信社]
2009/5/1「ワーファリンを4倍過量調剤」でワーファリンの調剤過誤の件は書きましたが、一年以上経って書類送検されたとのことです。
薬剤師がミスをすれば罪に問われるということは、それだけ責任のある仕事をしている証だと思います。
一見ありがちな調剤ミスであるとも言えますが、ワーファリンは特に調剤に注意をするもののひとつであると思います。
間違えて調剤することにより、患者さんの状態がどのようになるのかは薬剤師であれば容易に想像できるはずです。
変な考え方かもしれませんが、薬剤師の権利を主張するのであれば、過ちをした場合はそれなりの責任をとるべきであると個人的には考えます。
ここのところ、
2009/5/1「ワーファリンを4倍過量調剤」のページが異常に読まれていると思っていましたが、そういうことだったんですね。