当初、国内製造分の新型インフルエンザワクチンの需要に対して供給が不足していると言われていました。
ですから輸入ワクチンに頼る予定となっていました。
そしてグラクソスミスクライン社とノバルティス社から輸入する新型インフルエンザワクチンが特例承認されましたが、その承認の要件として、安全性を調査することになっています。
実は勤務先の病院でも、輸入ワクチンを職員に接種して調査をするような話がありました。
しかし全国的にそうだと思いますが、現在では先に出ている国内製造の新型インフルエンザワクチンの在庫がダブついています。
そしてほとんどの職員は、もうすでに国内製造のワクチンを接種したあとで、わざわざ調査のために輸入ワクチンを納入する必要があるかということになりました。
世間ではすでに新型インフルエンザの話題もあまり出なくなっています。
また、海外製造の新型インフルエンザワクチンを輸入する必要はないか、または本当にごく限られた施設の分でいいのではないかと言われています。
国内製造分を余っている施設から不足している施設へうまく回すことができれば、現時点においては輸入ワクチンは要らないのではないかと思われます。
輸入新型インフルエンザワクチンの特例承認の要件となっている市販後の調査は、一体どこで実施されるのでしょう・・・?
ちょっと気がかりです。
【関係ページ】
2010/1/14「選べる新型インフルワクチンって?」
2009/12/27「輸入インフルエンザワクチン、特例承認の方向で」