楽天家の男性は脳卒中リスク低め 厚労省9万人調査
asahi.com(朝日新聞)2009年9月30日13時41分
楽天的な男性ほど脳卒中や狭心症、心筋梗塞(こうそく)などを起こすリスクや死亡率が低い――。厚生労働省研究班が実施した約9万人規模の追跡調査でこんな結果が明らかになった。ストレスやいらいらが健康に影響を与えるといった報告はあるが、こうした前向きな意識との関係についての研究は少ないという。
琉球大の白井こころ准教授と大阪大の磯博康教授が岩手、秋田、長野、沖縄など8県に住む40〜69歳の男女8万8175人を調べた。「自身の生活を楽しんでいるか」というアンケートを実施し、意識の高さを「高・中・低」の3グループに分け、約12年間にわたり循環器病との関係について調べた。期間中に循環器病を発症したのは3523人で、うち脳卒中が2786人、狭心症と心筋梗塞が686人だった。
男性で楽しんでいる意識が「低い」グループは、「高い」グループに比べ、脳卒中の発症リスクが1.28倍、狭心症や心筋梗塞の発症は1.22倍と高くなった。死亡者1860人でも、脳卒中で1.75倍、狭心症や心筋梗塞が1.91倍だった。女性は関連がみられなかった。
楽しんでいる意識が高いグループでは、週1回以上の運動習慣がある人が多く、喫煙者も少なく、健康的な生活をしている傾向が強かった。
普通に考えてみれば至極当然のことなのでしょうが・・・
楽天的な人は脳卒中や狭心症、心筋梗塞の発症リスクが低くなるという報告です。
しかしながら今回の場合、そのような結果がでたのは男性だけで、女性では変わりなかったということです。
9万人を約12年間追いかけるという調査なので、きっとまあそのような傾向があるのは確からしいということになります。
なぜ男性と女性でそのような結果の差がでたのかの考察を勝手にしてみますと・・・
思い悩むといっても、その度合いが男性の方が激しいと考えるべきか、はたまた男性の方が精神的に弱いと見るべきでしょうか・・・
私もそれほど楽天的ではないので、病気になるリスクが高いと言われそうです。
脳卒中や狭心症、心筋梗塞の発症リスクは、今回の報告のように性格上のことだけではなく、喫煙や脂っこいものばかり食べるという食生活、運動不足が大いに関係しているってことは今更言うまでもなく充分ご存じですよね。
どうもいけません。
「楽天」という言葉でインターネットショッピングサイトが思い浮かんでしまいました・・・