ネットの自己申告で処方 英、抗ウイルス剤
2009年7月24日 提供:共同通信社
【ロンドン共同】英保健当局は23日、新型インフルエンザ対策として、英イングランドで、感染が疑われる人が医師の診察を受けずに電話やネットによる自己申告を通じて抗ウイルス剤を手に入れることができるシステムを導入した。
イングランドでは最近1週間で、新たに約10万人が新型インフルエンザに感染したと推定されるなど感染が急拡大している。感染者が自宅を出て感染を広げるのを防ぐことや、家庭医にかかる負担を減らすことが目的。同システムは秋までの暫定的な措置という。
名前などの個人情報や症状に関する質問に答えて手続きを進め、感染の可能性があると判断されれば、抗ウイルス剤を得るための引換番号が交付される。抗ウイルス剤は、本人以外の友人などに取ってきてもらうよう指示される。
同システムでは症状がない人でもうそをつけば、抗ウイルス剤の入手が可能だが、保健当局は、公共医療サービスへの負担を減らすためには必要な措置としている。
先日、昼休みに見たニュースでこの件が取り上げられていましたので気になっていました。
英国での暫定的な措置として、新型インフルエンザにかかった人が医療機関に行くことなくタミフルでの治療が受けられるということです。
タミフルは感染していないと思われる人が指定の場所まで取りに行くので、新型インフルエンザ罹患者は外出することなく治療ができるということになります。
記事中にもありますが、嘘をつけば無料でタミフルを入手できるわけですが、それ以上に新型インフルエンザに感染した人を医療機関に近づけるリスクを回避できる方を優先するという判断だと思います。
あくまで秋までの暫定的な措置だとのことです。
日本国内での対応は如何に?