日本病院薬剤師会ホームページ中に、
「新型インフルエンザの治療・予防投薬におけるタミフルドライシロップが不足した場合の対応について」(平成21年5月22日)
が掲載されています。
確かタミフルドライシロップが出始めた頃は、在庫があまりなく、問屋さんに頼んでもなかなか入らなかったような気がします。
そのときのことを考えてのお知らせです。
今回の新型インフルエンザが大流行した場合に、万が一タミフルドライシロップが供給されなくなっても、タミフルカプセルを脱カプセルして調剤することも致し方ないとの見解が示されています。
ただタミフル自体が苦いため、乳糖や砂糖を加える、あるいはジュースにとかして飲ませるなどの説明を充分に親などにする必要があります。
将来に向けて、もしもそんなことがあった場合でも、薬剤師職能を活かして切り抜けて欲しいということだと解釈しました。
タミフルカプセルの脱カプセル後の安定性はどうなんでしょうとコメントでご質問がありました。
調べてみたら、脱カプセル後45日間は安定だとわかりました。
インフルエンザ治療用や予防用としては十分の期間です。
(出典:錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック第4版 じほう より)
(2009/05/26追加)