感染症指定医療機関には、特定感染症指定医療機関、第一種感染症指定医療機関、第二種感染症指定医療機関があります。
特定感染症指定医療機関
新感染症の所見がある患者、一類感染症、二類感染症、新型インフルエンザ等感染症の患者の入院を担当させる医療機関として、厚生労働大臣が指定した病院です。(全国で3か所指定)
特定感染症指定医療機関病院名称 | 所在地 | 病床数 |
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成田赤十字病院 | 千葉県 | 2 |
国立国際医療センター | 東京都 | 4 |
市立泉佐野病院 | 大阪府 | 2 |
第一種感染症指定医療機関
一類感染症、二類感染症、新型インフルエンザ等感染症の患者の入院を担当させる医療機関として都道府県知事が指定した病院です。
全国で29医療機関(55床)
愛知県では、名古屋第二赤十字病院(2床)の1施設です。
第二種感染症指定医療機関
二類感染症、新型インフルエンザ等感染症の患者の入院を担当させる医療機関として都道府県知事が指定した病院です。
・感染症病床を有する指定医療機関 317医療機関(1,659床)
・結核病床を有する指定医療機関 264医療機関(9,144床)
ちなみに我が愛知県は
・感染症病床を有する第二種感染症指定医療機関として県内9か所指定
・結核病床を有する第二種感染症指定医療機関として県内8か所指定
となっています。
○一類感染症(7疾病)
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱
○二類感染症(5疾病)
急性灰白髄炎(ポリオ)、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARS)、鳥インフルエンザ(H5N1)
○新型インフルエンザ等感染症
新型インフルエンザ、再興型インフルエンザ
*感染した可能性がある方で発熱や咳の症状があるかたは、直接医療機関を受診せず、下記のリンク先を参照し、各保健所等に設置された発熱相談センターにご相談ください。
厚生労働省:都道府県による新型インフルエンザ相談窓口(2009年4月30日現在)
新型インフルエンザに罹られたの患者さんはどの医療機関にかかられるのかわかりません。
各医療機関で診て、新型インフルエンザだと診断された場合、感染症指定医療機関に送られるということになるかと思います。
※病院の中に新型インフルエンザに罹った疑いのある患者さんを入れてしまうと、病院の中で感染が拡がる危険性がありますので、中に入れないような工夫が必要です。
(赤字の部分2009年5月3日追加)
各都道府県で、どこに送ることになるのかそれぞれの医療機関で把握しておかなければなりません。
【関係リンク】
厚生労働省:健康:結核・感染症に関する情報
感染症指定医療機関について | 愛知県
新型インフルエンザについて | 愛知県
※このページには、
「緊急調査班 新型インフルエンザを特捜せよ!」(wmvファイル:189MB、映像時間:約18分)へのリンクがあります。
新型インフルエンザの理解が深まるかと思いますので、是非ご覧下さい。