舛添厚労相 薬価差目的の院内処方は本末転倒( 2009年4月22日 )
新潟県内の厚生連病院が、国が進める医薬分業の方針に反する形で5月中旬に院外処方から院内処方に切り替える予定にしていることに関連し、舛添要一厚生労働相は22日の衆院厚生労働委員会で、「医薬分業のプラスの面を考えると、薬価差益を得るためだけに院内処方をやることは果たしていいことなのか。本末転倒だと思う」と述べ、薬価差の確保が目的であれば問題だとの認識を示した。高鳥修一氏(自民)の質問に答えた。
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http://nk.jiho.jp/servlet/nk/gyosei/article/1226551207535.html?pageKind=outline
この話、ちらっと聞いたことがあります。
経営のことを考えたら、院外処方せんの処方せん料よりも、院内処方に戻して薬価差益で儲けるということなんですよね。
当然、病院経営は考えなければならないのですが、それだけじゃないでしょう。
厚生連病院は半ば公的な病院なので、世の中の流れも勘案すべきなのだと思われます。
いろんな柔軟な発想はあっていいかとは思いますが、これだけはいただけません。
【関係リンク】
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