うじ虫療法、通常の治療と効果に大差なし=英研究
[ロンドン 20日 ロイター] 「マゴットセラピー」として知られる、うじ虫に壊死(えし)した細胞を食べさせる傷口の治療法は、傷口を素早くきれいにすることはできても、傷を早く治すことにはならないことが、初の比較臨床試験で明らかになった。
英ヨーク大学が実施したこの試験は、静脈性下腿潰瘍(かたいかいよう)の患者267人に対し、マゴットセラピーか、ハイドロゲルを使った治療のいずれかを行い、比較したもの。
それによると、治療の結果や費用に大差はなく、マゴットセラピーを受けた患者の中には、通常の治療よりも苦痛を感じると訴えた人もいた。
マゴットセラピーは、古くはナポレオンの軍医などが用いた治療法として知られ、南北戦争や第1次世界大戦中にも使われてきた。
最近では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など危険性の高い感染症の治療に役立つ可能性があるとして、再び注目を集めていた。
3月23日17時13分配信 ロイター
うじ虫療法って聞いたことあります。
そんなやり方あるんだ、と思いました。でも自分じゃやりたくないですね。
効果がハイドロゲルと変わらないのなら、うじ虫のお世話にはなりたくありません。
「マゴットセラピーを受けた患者の中には、通常の治療よりも苦痛を感じると訴えた人もいた。」ということですが、十分にうなずけます。