斎藤 孝さんの「人を10分ひきつける話す力」を文庫で読んでみました。
看護師さん向けの講義をするのに際して、なにかヒントとなるところを期待して読んでみました。
いい話は「意味の含有率」が高い
読者の皆さんは、人の話を聞いていて、つらくなってしまうことはないだろうか?
私にはよくある。それはなぜかと考えると、聞いていた話にあまりにも意味が含まれていないからだ、という結論にいきついた。
それで、「意味の含有率」という概念をつくってみた。時間ごとに意味がどれくらい含まれているか、ということだ。意味のあるなしの基準は厳密には難しいが、感覚的にはおおよそわかる。私のこの「意味の含有率」が「話をする」という行為を考えるときにもっとも大切な要素だと考えている。
自己チェック機能を持とう
「話し慣れ」してくると、話を止められなくなる。何か言い足りない気がする、もっとうまく伝えられそうだなどと思って、言葉を継いでいく。しかしたいていは、本人が言えば言うほど、聞いている方は何を言っているのか、何を言いたいのかわからなくなっていく。
つまり「意味の含有率」を下げる話になってしまう。
斎藤孝 著:人を10分ひきつける話す力
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確かに、要点を取りあげたらちょっとで済む話を、ああだこうだと引き延ばして話す人っていますよね。
だんだんと話の筋からずれてきて、枝葉の部分が大きくなってしまって、何が話したいのかよくわからなくなってきます。
「意味の含有率」が低い話は、記憶に残りません。
建前だけの話は、聞くだけで疲れてしまいます。
そして、眠たくなってしまいます・・・
私の話はどうなんだろう・・・
そして、このブログもそうなってはいないか、自己チェックする必要がありますね。