朝起きたら雪が降っておりました。
日本も含めて、自分にとってはこの冬初めての降雪かも。
・ホテルの窓から見た雪
今日は美術館巡り。
アホの一つ覚えで、今回も
NEUE GALERIEに行ってまいりました。
オットー・ワーグナーの調度品やクリムトの絵画にまたもやウットリ。
19世紀末から20世紀初頭のドイツ=オーストリアの工芸品というのは、人類史上最も人工物と自然物が調和していた時期なんじゃないかしら。
クリムトのむせ返るようなエロス(フロイト的な意味で)からは目を逸らすことができませんでした。
館外に出たらセントラルパークが広がっていたので、ちょっと寄り道。
・セントラルパークの雪化粧
・・・のつもりが、歩いてるうちにいつの間にか反対側(西側)に抜けてしまったようです。おかしいなぁ。入り口から離れないように歩いていたのに^_^;。
気をとりなしてCROSS TOWNのバスでCentral Park Eastまで戻り、今度は
メトロポリタン美術館へ。
何度も来ている美術館だし、特に目を惹く企画展もなかったので、適当にぶらぶらするつもりだったんだけど、そこはやはり世界三大美術館の一つ、そこにもここにも溢れんばかりの名作の数々で、結局たっぷり時間を費やしてしまいました。
・ダリ作のキリスト磔刑図。やけにキリストが艶かしい気が・・・。
気の向くまま、フェルメールやゴッホ、ホックニーや20世紀のインスタレーションと、部屋から部屋を渡り歩いていたら、ここでもlost direction(爆)。
焦り汁出しながらフロアプランとにらめっこしてたら、親切な館員の方に話し掛けられて事無きを得たけど、下手したらナイト・ミュージアム状態に陥ってたかも^_^;。
てか、朝起きたときから分かってたけど、いつもの経験から云っても、到着3日目って一番時差ボケが厳しいとき。
興奮して疲れを感じない初日、温存している体力で乗り切れる2日目で、3日目で疲れがドっと来ちゃうのよね。
夜は昨夜に引き続きメトロポリタン歌劇場で「トゥーランドット」を観劇。
・開演前のメトロポリタン歌劇場遠景
上述の通り、激しい時差ボケのため、ところどころ船を漕いでしまったところもあったけど、今日もとても楽しめました。
プロデュースはゼッフィレッリなので、DVDで予習していたものと同じだったけど、豪華絢爛、iPODの画面で見るのとは大違いの迫力で、人がオペラに求めるものの殆どが、このプロダクションにはあると感じました。
もちろん歌手陣達も素晴らしいんだけど、これはプロダクションの勝利ですね。
さすが総合芸術たる由縁、オペラも奥深いです。
昨夜の教訓を活かして、今日は焦らずに無事ホテルに帰着。

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