残業をこなして家に辿り着いたら22時30分。
ふう。
何か生産的なことしていたわけでもないのになんだかね。
テレビを点けたらクローズアップ現代+をやっていて、「親を捨ててもいいですか?」というテーマで若いキャスター二人が臨床心理士(♀)の大御所と対談していました。
「毒親」という言葉もすっかり市民権を得ているけれど、親の面倒を看ない、親と縁を切るのとはまた別次元の話だものなあ。
アタシなんかは歳を取るに連れて、というよりも自己受容が進むに連れ親との関係も改善して(って元々悪くもなかったけど)、むしろアタシが赤子のときに身を粉にして世話してくれた人(親なり祖父母なり叔父叔母だったり)がいるから今のアタシがいると思うから、できる限りのことはしよう(もちろん公的な補助は得ながら)と思っているけれど、こういうのもアタシの「価値観」なんだろうなあ。
臨床心理士がしきりに「親を赦す必要はないんです」と力説していて、それを育ちの良さそうな井上祐貴アナも保里小百合アナも受け止めかねている感じが正直で好感が持てるとともに、最後の最後に臨床心理士が「そう言っておくと放棄する人も自死する人も減るんです」と種明かししていて、「深い!」と唸ってしまいました。
いや、いい特集でした。

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