恒例の料理会。
各々が作った料理の品評会が終わった後は、お酒の力もあって、話題がいろんな方向に広がっていく。
今日の話題は菜食主義。
そしてさらには仏教とキリスト教の価値観の違いにまで話は拡がり。
学者が話しているわけではないので、しょせんは与太話といえば与太話。
でも世の中のもろもろのことに呼応して感じ考えるということはとても大事なことだと思う。
アタシとしては、昔Sei子さんと話したようなことを思い出して、ちょいちょい話に加わっていたのだけど、自分でも驚いたのは、若い頃、まだせいぜい30代の半ばくらいまでに読んだ本の知識で、世の中の一般的な話題の殆どにはついていけるということ。
最近NHKの番組で、世の中の諸問題を義務教育の教科書の知識だけで解決していくというのがあるけれど、その感じと似ているかな。
げに一般教養は素晴らしいし、それだけ沢山の本を読んできたということではあるのだけれど、若い頃のアタシに今自分で感謝したいのは、その時に覚えた読書の、というか、情報の掴み方の「コツ」が、今歳を取って昔ほど本を読まなく/読めなくなっている自分にとって、とても役立っているということ。
周りの人はアタシが読書家だと思っているので、今のアタシがさほど本を読んでいないことを知ると驚かれるんだけど(たぶん2か月に1冊くらいかしら)、それはおそらく、アタシが読んでいる本のセレクションとそこで得ている情報の質量のお陰なんだと思う。
要は無駄を殺ぎ落している感じ?(言っとれ)。
でもまぁほんと昔取った杵柄はすごいと自分でも思うのでした。

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