母が退院してきて、その間の姉妹への御礼をどうすればいいかという相談を受ける。
アタシは旅費も含めてもちろん(?)自腹。
それでいいかと訊かれればいいと答えるしかないし、またもし申し出があったとしてもアタシは断るだろう。
まぁ実際に姉妹(特に姉)は家族総出で今回の父母の看病を支援してくれたし、母が払うと言っている金額にも異存はない。
姉なんて毎日泊まり込みだったからねえ。
むしろ問題はこれから。
介護保険サービスがようやく利用できることになって、そのサービスを使った方が割安ということがどうやら出てきそうなのだ。
母は快方に向かっていて、来春辺りには歩行器すら使わなくても歩けるようになるでしょう、という見立てではあるけれども、両親ともに今後どんな怪我や病気が待ち構えているか分からない。
それを今回のようにすべて姉や妹に頼り、一本、二本と払っていれば、いざというときの備えが尽きる可能性すらある。
相場感を持つように母には伝えておいたけど、どうせなら気のおけない家族に面倒を見てもらいたいというのは人情としてはよく分かる。
はたしてどうなることやら。

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