大学の先輩からLINEのメッセージが入り、橋本治氏の死去を知る。
数年前から難病を患ってらっしゃるのは、その著書で存じ上げていたけれども、まだ70歳。
あまりにお若い。
また喪主がお母さまというのも悲しさに拍車をかける。
彼の本に出会ったのは、高校の頃だったか、「桃尻娘」を読み、こんなにも自分の感情や思考を書き表してくれる作家がいたんだと驚き、はまり、桃尻シリーズのみならず、「恋愛論」や「青空人生相談所」など、読み漁ったものです。
しかし、北杜夫先生が亡くなり、竹田圭吾氏も鬼籍に入られ、そして橋本治さんまでもが。
生きる上での道標にしてきたような方達は、バーブラ女王を除いて、みんな向こう側に逝ってしまわれたなあ。
歳を重ねるということは、そういうことでもあるのだな。
果たして自分は自分でこの先生きていける知恵と能力を見につけているのだろうか。
時は待ってくれないものですね。

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