なんだか身の振り方を考える今日この頃。
昨日みたいなこともあるし。
隣の部署の芝生は青いし。
ただ、今までの経験がこの部署で活きるかもしれない、という予感だけはすることがある。
昔取ったIT女工としての杵柄。
海外の取引先との折衝や経理や総務の知識。
そういったビジネススキルはもちろんのことだけれども、むしろそんなことよりもマイノリティとして生まれてきたこと自体が。
「文章を書くということは、草原を断崖を歩くように歩くことだ」と述べたのは開高健だったか。
僕らマイノリティは大多数の人が呑気に歩いているこの社会をつまずきつまずきしながら生きている。
恐る恐る。
一歩一歩探るように。
一つ一つの出来事に理由を求めながら。
それはすごくエネルギーの掛かることだし、このエネルギーを他のことに割いていたら、自分の人生、また別の方向に花(?)開いていたんじゃないかと思うことも時折、ある。
でもそのお蔭でマジョリティには見えない風景が僕らには見えることがある。
身近では満たされない何かが僕らを遠いところまで押し上げたのか。
そこで見えたもの感じたことはもちろん個人的な肌感覚でしかない。
でもその肌感覚を感じられる好機を得られたこと自体、この世の中では得難いことなのではないかと思ったりもするのでした。
取り敢えず出し惜しみせず部署に貢献するように頑張ろう。

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