インターネットの黎明期(?)に読んでいたさとなおさんのコラムにひょんなことで出会い、以来ブログリーダーに登録して愛読してるんだけど、今、彼のブームは「捨」らしい。
使わないものは捨てる、大事なのに壊れちゃったものは直すなど、あーそれ自分もやってるわ、とうなずきながら読んでたんだけど(偉そう)、一つなるほどと膝を打ったのが、「素敵なものを仕舞い込まない」という話。
汚れるのが嫌だとか、壊れたら困るとか、とっておきのときに使いたいなどと、僕もいろんなものを後生大事に取り置いてきたけれど、40年余り生きてきて、かなりはっきり言えるのは、「とっておき」のときなんて、殆ど滅多に来ないもの。
だからせっかくのきれいで高価なものが、いつの間にか埃を被って時代遅れのものになってしまう。時にはどこに行ったのかすら分からなくなったりして。
だから僕もいろんなものを臆せず使いこなそうと決意。
ケルケルにもらったヴィトンのかばんやらカルチエのカードホルダーやら。
すると、面白いことに、それらは使っていくうちにさらに自分にしっくり馴染んでくるのですね。
変な話、やっぱりモノはモノ。使われてこそ、その魅力を発揮するのかもしれません。
なんにせよ「使い切る」って大事ですね。

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