「誰もが誰かを求めてるっつったって大変なんだよあんたも俺もだからとりあえずブギーのリズムで腰を揺らそう」
淳吉郎
山椒は小粒でもピリリと辛い。と申します。でも大山椒魚(オオサンショウウオ)はデカイです。
小粒でもデカイ。これいかに。なに喰ってデカクなったんでしょう。教えて欲しい。極意を。だからコンプレックス。だって私は短身。コンプ引きずり40年。コンプレずりずり40年。ずりずりずりずり80年。ずりずり3倍120年。ずりずりさんばいひゃくにじゅねん。うん。いい乗り、出してるね。ビート感、出てるね。ニッポン語が大好きだ。わりぃ〜な。おめぇより大好きだ。俺の方が。ニッポン語の事。ジャッパニィ〜ッズマイラブフォ〜エバァ〜カッ!
40年間、生き続けても160センチメートルの有様。俺。新入社員のあいつは18歳なのに183センチメートルなんだ。すごいだろ。自分の事のように俺は自慢するのさ。「まだ背が伸びてるんっすよ」なんて言いやがった。今日。18歳で183センチメートル。36歳で366センチメートル。54歳で549センチメートル。そう。それは。まるで。倍々ゲーム。末恐ろしい男がここに居る。俺ん職場に居る。恐ろしい・・・。
恋はシーソー・ゲームか?まるで60年代のフランス映画みたいだな。まるでスウィンギング・ロンドンみたいだな。そんなタイトルは。恋のカケヒキにうつつを抜かそう。“A”の発音と“a”の発音は一緒だけど。筆記しなきゃぁその意味合いの違いはわかんないのさ。温度差はわかんないのさ。そんな違いを。発音の違い・解釈の違い・色合いの映り方の違い・味覚の違いを。筆記せずに探り合う。恋のシーソー・ゲーム。恋のカケヒキ。ってそんなもん。だろう。重さを量るんじゃぁないよ。較べるんじゃぁないよ。二人がそれぞれ自分のレスポンスに対する相手の瞬発力を目測するんだ。心測するんだ。気測するんだ。測り過ぎて疲れたら。そりゃぁ疲れるら。期待の心持ちで測るから。「こうあってほしぃ〜ボクのカワイイ○○ちゃん」ってね。「あたしの○○君。あなたはいつでも○○君。あったしだっけの○○君。あなたの右はあたしの左。あなたの前進あたしの後進。あなたのダンスであたしは踊る。ゆらゆらゆら。ラストダンスはあたしに。あたいらいつでもぴったんこ。抱きしめあって夜が更ける。ひゅぅ〜ひゅぅ〜ひゅぅ〜」ってね。飽きたらバイバイか?バイバイ・ゲームだ。そりゃそうだ。
新入社員のあいつが72歳。732センチメートル。そんな時がやってきた。そんな時代がやってきた。俺は94歳。160センチメートル。だけどギターを弾いている。たぶんおそらくもしかしてかくじつに。弾いている。大好きな彼女の為にラブソングでブギィしてんのさ。ウゥガッガッガッがぁ〜っ!
わりぃ〜な。自信あるぜ。
誰もが誰かを必要としてる。エブリボデ・ニーズ・サムボデ。
1966年発売、ソロモン・バークのアルバム「The Best Of Solomon Burke」。B面2曲目に『EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE』収録。
1986年発売、山口フジオのカセット「PRIVATE CASSETTE」。A面1曲目に『誰もが誰かに』収録。♪誰もが誰かを求めてるぅ♪って冨士夫ちゃんが唄いだすんだ。優しい声だなぁ。確か、このカセット。1986年のシーナ&ザ・ロケッツ「ギャザード」レコ発ツアー・イン・静岡で買ったと思う。山口冨士夫はそのツアーにギターリストとして同行。「あれっ!冨士夫ちゃんのカセット売ってるぜっ!」って。物販で。購入したんです。21世紀になったっくらいの時期にこのカセット。CD化されたような気がする。たぶん。キミ等は恵まれた世代なんで。即購入可能なわけさ。CDでよろしくどうぞ。
1967年発売、スティービー・ワンダーのアルバム「I WAS MADE TO LOVE HER(愛するあの娘に)」。A面4曲目に『EVERYBODY NEEDS SOMEBODY』収録。「あぁ〜ソロモン・バークのあの曲のカバー。スティービーも演ってんだぁ」って思ったら違ってた。同名異曲。邦題『誰もが愛を求めてる』。
1986年発売、シーナ&ザ・ロケッツのアルバム「CAPTAIN GUITAR AND BABY ROCK」。1986年のシーナ&ザ・ロケッツ「ギャザード」レコ発ツアーを収めたライブ盤。見開きジャケットの内側には各地でのライブ・ショットが掲載。静岡のライブハウス、モッキン・バードでの写真も数枚掲載。うち1枚に淳吉郎小さく登場。レコード発売日に買って、部屋で眺めててジャケット、自分の姿発見して、絶叫して部屋ん中で勝手に運命を感じてた。想像つくでしょ。そんな光景。

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