今日、阪田三吉名人杯の会場で、和歌山から来ていた中学生強豪のS君と遊びで指した(25分切れ負けで)。
私の一手損角換わりで、終盤(第1図)の局面を迎えた。
(第1図)
(第1図)は後手玉に即詰みはなく、後手が一手勝ちの局面である。
(第1図)以下、▲3三歩成、△同桂、▲3四桂、△1三玉、▲4六馬、△2四金、▲7七金と進んだ(第2図)。
(第2図)
私は、(第2図)の▲7七金の受けを軽視しており、時間もほとんど残っていなかったため▲7七金を指されて内心焦った。
実際は△7六銀成で私の勝ちであるが、対局中私は△7六銀成が見えず負けてしまった。
(第2図)での△7六銀成は本来一瞬で見えなければならない手である。
しかし、今の私には一瞬では見えなかった(時間の切迫も影響したかも)。
これでS君との対戦成績は4勝3敗だ。
しかも現在3連敗中である。
負けた3局は中終盤での模様は悪くなく、私が勝手に転んでいる感じである。
S君とは、いつか大会など大きな舞台で対戦してみたいものである。
その時まで私は棋力を低下させないよう努めなければならない。

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