先日行われた王座戦第3局では、渡辺竜王が羽生三冠王を破り王座を奪取した。
将棋の内容は難解すぎて私には分からないが、昨年の竜王戦第5局(羽生−渡辺戦)に匹敵する大熱戦のように感じた。
両者の気迫が棋譜から伝わってくるかのような将棋だった。
19年間守り続けた王座を死守するために、何としてでも勝ちたいという羽生三冠王の気迫は相当なものであったに違いないと推測するが、その気迫に動じずストレートで奪取した渡辺竜王の精神力は素晴らしいと思う。
もちろん、負けた羽生三冠王も19年間も王座を保持し続けたことはとてつもなく偉大な業績であり、今後二度と破られることのない空前絶後の大記録であると思う。

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