21日と22日に行われた竜王戦第4局では森内名人が勝ち、対戦成績は渡辺竜王からみて1勝3敗となった。
渡辺竜王の竜王10連覇は、達成するのが非常に困難な状況になった。
今の森内名人相手に3連勝するのは、大変なことだと思う。
最近の森内名人の指し手は自信に満ち溢れているような感じがする。
正確で深い読みは卓越しており、渡辺竜王の天才的な攻めをも的確に受け止める。
受けを中心とした森内名人の指し回しはまさに鉄板流で、渡辺竜王が容易に崩れることのない巨大な壁に向かって攻めているように見える。
しかし、竜王10連覇は厳しいとはいえ、まだ可能性がゼロになった訳ではない。
渡辺竜王のここぞという時の集中力は凄まじく、過去には何度か逆境を乗り越えている。
第5局はどうなるのか楽しみである。

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